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日本の竹100%の折り紙
かつて竹林は身近な場所で、人々はそこで竹を取ってかごなどの生活用品を作ったり、タケノコを収穫したりしていました。ところが今は、安いプラスチック製品が手に入るようになり、竹はあまり使われなくなりました。タケノコも中国などから輸入されるようになりました。しかも、竹林を管理する人の高齢化が進んだこともあり、放置される竹林が増えています。
竹の折り紙で作った妖怪アマビエ
では、竹の紙ができるまでを説明しよう。まずは、竹林を伐採する。そして、枝や葉を切り落として、約2mの長さにする。
乗ってきた軽トラックで工場に運ぶ。わざわざ大型トラックで運ぶよりも費用は安上がり。
工場で、竹を「チッパー機」という機械に入れ、「チップ」というかけらにする。
チッパー機から出てきた竹チップ。紙の原料に適した大きさのものが必要なだけ作れるようになるまで、何度も試したんだって。

竹は木に比べて堅いため、加工に時間がかかる。しかも竹の中は空洞だから、同じかさで比べると、できる竹チップの量は木材チップの半分で、労力に見合わないんだ。
できたチップは、紙を作る工場に運ばれて溶かされる。ここで取り出した繊維から竹の紙ができる。
折り紙のほかにも、竹の紙製品がいろいろあるよ。
写真提供・協力/中越パルプ工業株式会社、MEETS TAKEGAMI(meets-takegami.stores.jp)
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