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傘のシェアリング
日本では、雨が降ると、ほとんどの人が傘をさすため、その消費量も世界でトップクラス。特にビニール傘は、駅の売店やコンビニエンスストアなど、どこでも安く売っているので、急に雨が降ってきても、手軽に買うことができます。その一方で、壊れやすいため、修理して何度も使う物ではない、必要になったらまた買えばいいと考える人がほとんどです。台風などの後には、街のあちこちで捨てられたビニール傘を見かけます。
PIXTA
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街の至るところに傘のレンタル場所を設けて、それらのどこでも傘を借りたり返したりできるシステムだ。
借り方と返し方は、こんな感じ。スマートフォンのアプリをダウンロードして会員になると使えるよ。
返すときは、別の場所でもいいぞ。外出先で借りて、家の近くで返してもいいってことさ。

このレンタル傘は、通常のビニール傘と違い、環境のことを考えて作られている。たとえば、傘の骨の部分は、強い風などに耐えられる素材を使っているので、壊れにくくなっている。
また、骨が折れても、その部分だけ取り替えることができるため、傘自体がごみになりにくい。
そのほかにも、すぐ乾くように水をはじく加工がされていたり、テーブルなどにかけやすいように、手持ちの先の部分にゴムのストッパーが付いていたりする。
さらに、傘の先が平らに加工されている。人に当たってけがをさせる事故を防ぐためで、細かい部分までよく考えて作られているんだ。

レンタル傘は、首都圏や関西圏の駅やデパート、コンビニエンスストアなどさまざまな場所に設置されていて、利用する人もどんどん増えているみたいだよ。最近では、感染症対策として、消毒用アルコールを設置しているところもあるようだ。
写真提供/(株)Nature Innovation Group (アイカサ)
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