受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学に行こう!

17年2月号 さっぴーの社会科見学に行こう!:
1|

社会科見学へ行こう!

造幣局さいたま支局

 日本の造幣局といえば、硬貨や勲章などを製造する特別な場所。本局は大阪にあって、そこは桜の名所としてもおなじみだよ。一方、支局はこれまで広島と東京の2か所だったけど、この10月に東京支局が埼玉へとお引っ越し。名前も「さいたま支局」と改めて、貨幣の歴史が学べる造幣さいたま博物館を開館し、実際の作業の様子が見られる工場見学コースも整えたんだ。

さっぴーからクイズだよ

次の3種類の硬貨のなかで、いちばん重いものはどれでしょう?
①50円玉 ②10円玉 ③5円玉

女の子 「50円玉じゃないの? そもそも金額も大きいし」
男の子 「でも、実際に手に取ってみても、わからないよ」
さっぴー 「ははは、そうだろうね。正解は10円玉で4.5グラムだよ。50円玉は4グラム、5円玉は3.75グラムで、50円玉と5円玉は穴が空いている分だけ軽いんだね」
男の子 「ちぇっ。選択肢に500円玉があればすぐにわかったのに」
さっぴー 「そんなのクイズにならないよ。じゃあ500円玉には、見えたり、見えなかったりする文字が彫られているけど、それが何だかわかるかい?」
男の子 「えっ、何か彫られているの? 時々見るけど、そんなの気づかないよ」
女の子 「わたし、わかる!『500』の0の中だよね? 見る角度を変えると、二つの0の中に縦に『500円』って文字が浮き上がるはずよ」
さっぴー 「大正解。これは光の入射角、反射角による反射光の明暗の差で見え方が変わる『潜像』という現象を利用した技術でね。偽造防止に役立つんだけど、とても高度な技術で、世界でもイギリスの2ポンド硬貨など、数例あるだけなんだよ」
女の子 「へええ。日本の技術ってやっぱりすごいのね。ちなみに硬貨って1年間でどのくらい造られているの?」
さっぴー 「硬貨の製造は、財務大臣の定める製造計画に沿って造幣局が行っているけど、今年度は10億2924万枚造られる予定で、金額にすると1995億7055万円。最も多く造られる予定なのが100円で、枚数は4億5000万枚だよ」
女の子 「すごい量! お金は造幣局だけで造られているの?」
さっぴー 「硬貨、つまり金属でできたお金はすべて造幣局で造られていて、1000円札や1万円札などの紙幣は国立印刷局で製造されているんだ。ただ、これから見学するさいたま支局で主に製造しているのは「プルーフ貨幣」という、見て楽しむ、集めるためのコイン。でも、お金としてちゃんと使えるんだ」
男の子 「貨幣の博物館もあるんだね。楽しそう。行ってみよう」
17年2月号 さっぴーの社会科見学に行こう!:
1|

ページトップ このページTopへ