受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学に行こう!

17年3月号 さっぴーの社会科見学に行こう!:
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社会科見学へ行こう!

造幣局さいたま支局

 松尾芭蕉といえば、江戸時代前期に活躍した俳聖(俳句の名人)。各地を旅してたくさんの優れた句を詠み、『おくのほそ道』などの紀行文を書いたことでも有名だよね。江東区の深川にある芭蕉記念館は、そんな偉人について学べる施設。芭蕉が近くに住んでいたことにちなんで開館したもので、俳句に関する資料の展示だけでなく、ジュニア俳句教室なども行っているよ。

さっぴーからクイズだよ

松尾芭蕉の有名な俳句「古池や蛙飛びこむ水の音」の季語は「蛙」。
では、「蛙」はどの季節を表しているでしょう?
①春 ②夏 ③秋 ④冬

男の子 「俳句って五・七・五のリズムがポイントの短い詩だよね。『季語』っていう季節を表すことばを入れるのもお約束なんだっけ?」
女の子 「この句だと『蛙』が季語ってことだけど、これはカエルのことでしょう? だったら夏でしょ?」
男の子 「そうそう。毎年、夏休みに田舎のおじいちゃんの家に行くんだけど、夜になると、近くの田んぼでたくさんのカエルが鳴いていて、うるさいくらいだよ」
さっぴー 「そうだね。カエルは確かに夏に活発に活動するけど、『蛙』『カエル』は春の季語なんだ。春になると、カエルは冬眠から覚めて動き出すだろ? 昔の人はその姿を見て、春の訪れを実感したんだ。ただし、『アマガエル』となると夏の季語。2人のイメージも大きく外れてはいないね」
男の子 「へえ、同じカエルでも春と夏に分けているのか」
女の子 「細かいけど、型や季節感を大事するのは、日本の伝統文化らしくてすてきだと思うわ」
さっぴー 「うん。俳句はたった17音で季節の情景や詠み手の心を伝える〝詩〟として、海外にも愛好家が少なくないんだ。松尾芭蕉はその大家で、俳句の芸術性をぐっと高めたといわれているんだよ」
男の子 「えっ、俳句って日本だけのものじゃないの? ちょっと意外だ。もう少し詳しく調べたくなってきた」
さっぴー 「それじゃ、江東区にある芭蕉記念館に行ってみようか。ここでは芭蕉の功績などをわかりやすく紹介しているから、俳句の魅力を知るにはぴったりじゃないかな」
女の子 「わーい、大賛成! 今すぐ行ってみようよ」
17年3月号 さっぴーの社会科見学に行こう!:
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