受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学に行こう!

17年7月号 さっぴーの社会科見学に行こう!:
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社会科見学へ行こう!

勝鬨橋 橋脚内見学ツアー

 東京都の北区で荒川から分岐し、中央区などを通って東京湾に注ぐ隅田川。多くの橋が架かっているけど、河口近くの勝鬨橋は、ちょっと特別だって知っているかな? 実はこの橋、中央から「ハ」の字型に開く跳ね橋。1970年までは実際に開閉して、隅田川を航行する大型船を通していたんだ。現在は動かないけど、橋脚内の機械設備などを見ることができるよ。

さっぴーからクイズだよ

勝鬨橋の特徴として、間違っているのはどれでしょう?
①日本初の双葉式の跳開橋
②国の重要文化財に指定されている
③関東大震災の復興事業で架けられた

男の子 「勝鬨橋! 知っているよ、真ん中からぱかっと、跳ねるように二つに開くようになっていて、昔は本当に動かしていたんだよね。秘密基地みたいで格好いいよね」
女の子 「そうなの? じゃあ、①は正しいのね。それに、そんなにすごい橋だったら、きっと国の重要文化財にも指定されているわよね。となると、間違いは③の『関東大震災の復興事業で架けられた』でしょ?」
さっぴー 「鋭いね。大正解! 勝鬨橋が完成したのは1940年で、関東大震災の17年後。復興事業とは関係ないよ。実はこの年、東京で万国博覧会が行われる予定で、勝鬨橋はその会場整備の一環として建造されたんだ。残念ながら、万博自体は1937年に始まった日中戦争の激化によって中止されたけど、当時の国産技術を駆使して、日本初の双葉式の橋に仕上げたというわけ。国の重要文化財に指定されたのは2007年。同じく隅田川の河口近くに架かる清洲橋、永代橋と一緒に指定されたんだ」
男の子 「へえ。でも、どうしてわざわざ開く橋にしたの?」
さっぴー 「当時の隅田川は背の高い貨物船が行き交っていたし、近くに造船所もあったからね。通常は人や車を渡して、1日に数回、橋を開いて船を通せるようにしたんだ。開閉時間は1回約20分で、戦前は1日5回も開いたそうだよ」
女の子 「今そんなことをしたら、交通渋滞で大混乱しちゃうね」
さっぴー 「うん。だから1970年11月29日を最後に開いていないけど、橋脚内の見学ツアーは行っているよ。勝鬨橋を支える橋脚の内部に入ることができるんだ」
男の子 「橋脚内に入れるの!? 早く行ってみようよ!」
17年7月号 さっぴーの社会科見学に行こう!:
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