受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学に行こう!

社会科見学へ行こう!

すみだ北斎美術館

 葛飾北斎といえば、江戸時代後期に活躍した浮世絵師。海外でも人気が高く、画家のゴッホや作曲家のドビュッシーなども、北斎の影響を受けたといわれているんだ。そんな北斎の足跡をたどった施設が、墨田区にある「すみだ北斎美術館」。代表作の展示はもちろん、一筆書きを体験できるタッチパネルなどもあって、楽しみながら北斎の作品に触れることができるよ。

さっぴーからクイズだよ

葛飾北斎が描いた浮世絵の連作「冨嶽三十六景」は、全部で何枚の作品から成っていると思う?
①36枚  ②46枚  ③72枚

男の子 「これって富士山をテーマにした浮世絵だよね。波しぶきの向こうに富士山が見えている作品を見たことがあるよ。『三十六景』だから、36枚に決まっているよ!」
女の子 「それじゃ単純すぎない? 引っ掛け問題のような気がするよ。一つの景色が2枚セットで、合計72枚あるんじゃないかな?」
さっぴー 「ははは。出題者の心理を読んでくるね。でも、この『冨嶽三十六景』は、実は46枚の連作(シリーズ)なんだ」
男の子 「えっ? じゃあ『三十六』ってどういう意味なの?」
さっぴー 「もともとは36枚で完結するはずだったんだけど、出版が始まると予想以上にヒットして、最終的に10枚を追加したといわれているよ」
女の子 「なるほど。人気が出ると連載が続いたり、続編が作られたりするのは、今も昔も変わらないんだね」
さっぴー 「そういうことだね。46枚のなかでも特に有名なのは、さっき例にも出た『神奈川沖浪裏』だね。これは浮世絵の代表格として世界中で親しまれていて、波頭の形はハイスピードカメラで撮った写真とそっくりなんだって」
男の子 「へえ! 北斎の観察力と画力はすごかったんだね」
さっぴー 「北斎はとても精力的な人で、現在の墨田区で生まれて数え年90歳で亡くなるまで、先進的な絵を描き続けたんだよ。そういえば、2016年11月に、北斎にゆかりのある墨田区に『すみだ北斎美術館』がオープンしたんだ。北斎のさまざまな作品をデジタル機器も使って紹介しているんだけど、行ってみるかい?」
女の子 「わぁ、おもしろそう。行ってみましょう!」
18年2月号 さっぴーの社会科見学に行こう!:
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