受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

社会科見学へ行こう!

第132回 横浜市電保存館

 道路に敷かれた線路の上をのんびり走る路面電車。そのうち市が運行しているものは「市電」ともいうよ。愛称の「チンチン電車」は、軽やかなベルの音にちなむもので、かつては横浜市内でも大活躍していたんだ。横浜市磯子区にある「横浜市電保存館」は、この横浜の路面電車をテーマにした施設。当時の車両や鉄道ジオラマなどの展示を通して、横浜の都市交通の歴史と発展について紹介しているよ。

さっぴーからクイズだよ

日本で初めて路面電車が開業したのは京都市で、1895(明治28)年のこと。同じころ、横浜市でも路面電車の計画が進んでいたのに、ある職業の人たちの反対で先送りになったんだ。その職業とは何だと思う?

女の子 「ええっ、路面電車が通ると困る職業!? そんなのあるのかな。広い土地を持っていた人が、立ち退きを迫られて怒ったとか…」
男の子 「そうかも! 安いお金で立ち退きを求められて、怒って、とことん居座ったとかね」
さっぴー 「なるほど。確かに線路を敷いたり、道路を広げたりするときは、土地がらみでもめることもあるね。でも、この場合の正解は、人力車を引く車夫なんだ」
女の子 「人力車!? 浅草や京都などの観光地で見たことがあるけど、昔はそんなに使われていたの?」
さっぴー 「そうだよ。当時、すでに鉄道は通っていたんだけど、横浜市内の移動手段といえば、馬車か人力車だったからね。車夫たちは横浜市会(市議会)にも乗り込んで、『自分たちの仕事を奪うな』と猛抗議したらしい」
男の子 「車夫の人たちにとっては、死活問題に思えたんだね。それで、横浜市に路面電車が通ったのはいつだったの? 今はもう走っていないよね」
さっぴー 「開業は京都市に遅れること9年。1904(明治37)年だよ。民営からスタートして、1921(大正10)年に市営に切り替わり、1972(昭和47)年に廃止されるまでの約70年間、『横浜市電』として人々に親しまれたんだ。それじゃ今回は『横浜市電保存館』に行ってみようか。当時の車両はもちろん、鉄道ジオラマや運転シミュレーターもあって楽しいよ」
女の子 「行きたい! さっそく出発進行~!」
20年4月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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