受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

社会科見学へ行こう!

第133回 入間市博物館 ALIT

 埼玉県の南西部に広がる入間市は、古くからのお茶の名産地。周辺で作られている狭山茶は、静岡茶、宇治茶と並ぶ日本三大銘茶の一つといわれているんだ。この狭山茶をはじめ、入間市の特色や歴史を紹介する施設が「入間市博物館」だよ。愛称の「ALIT」とは、「Art(美術)」「Archives(文書館)」「Library(図書館)」「Information(情報)」「Tea(お茶)」の頭文字を取ったもので、その名のとおり、さまざまな要素を組み合わせて、入間市の姿を伝えているんだ。

さっぴーからクイズだよ

お茶の発祥の地は中国なんだけど、日本にはいつごろ伝わったと思う?
①江戸時代 ②鎌倉時代 ③平安時代

男の子 「へー、お茶って中国から伝わったんだ。仏教や漢字もそうだけど、日本での歴史も長そうだよね。茶人の千利休が有名だけど、いつの時代の人だっけ?」
女の子 「織田信長や豊臣秀吉に茶道を教えた人だと思うよ。ということは、江戸時代じゃないことだけは確かね。安土桃山時代より前なんだから、鎌倉時代じゃない?」
さっぴー 「残念。千利休に目を付けたのはよかったけど、お茶が日本に伝わってきたのは、それよりずっと前の8~9世紀。当時の中国・唐を訪れた遣唐使が、日本に持ち帰ったのが始まりとされているんだ。ただ、このころのお茶は団茶といって、お茶の葉をぎゅっと固めて乾燥させ、かちかちにしたものだったらしいよ」
男の子 「それって、どうやって飲むの? すぐ溶けるのかな」
さっぴー 「団茶は、砕いて粉にしてから、鍋や釜で煮るんだって。チベットなどでは今でも飲まれているけど、日本ではあまり広まらなくてね。その後、鎌倉時代初期に抹茶が、江戸時代初期に煎茶が入ってきて、庶民もお茶を楽しむようになったんだ」
女の子 「ええと、抹茶は粉末で、茶道でも用いるもの、煎茶はもんでから乾燥させたお茶の葉で、ふだんわたしたちがよく飲んでいるものね」
さっぴー 「そう。つまり、日本には中国から異なる形状のお茶が、3回にわたって伝わってきたというわけ。それじゃ今回は埼玉県の入間市博物館に行ってみようか。ここでは、入間市の歴史や文化のほか、地元の名産品の狭山茶や世界のお茶について学べるコーナーもあるんだ」
男の子 「お茶の博物館は珍しいよね。おもしろそう。今すぐ出掛けようよ!」
20年5月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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