さっぴーの社会科見学へ行こう!
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神奈川県は、古くから関東の要所として栄えた土地。中世には鎌倉幕府が置かれ、近代には開港地の一つになるなど、歴史のうねりと深くかかわってきたんだ。そんな神奈川県の歩みを紹介する施設が「神奈川県立歴史博物館」だよ。「原始・古代」「中世」「近世」「近代」「現代・民俗」の五つのテーマに分けて、神奈川県の歴史から伝統文化までわかりやすく紹介しているんだ。
徳川家康が整備した五街道の一つ、東海道。現在の神奈川県内には東海道の宿場が九つあったんだけど、そのなかでいちばん規模が大きかったのはどこだと思う?
①神奈川宿 ②小田原宿 ③箱根宿

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「東海道って聞いたことがあるよ。江戸の日本橋から京都までを結んでいた道じゃなかったかな」 |
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「そうそう。こういう大きな街道の途中には、必ず宿が立ち並ぶ宿場が置かれたのよね。神奈川県内にあった宿場で大きいのは、箱根宿でしょう? 検問のための関所があったから、泊まる人が多かったと思うの」 |
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「ほほう、なかなかいい読みをするね。でも残念、正解は箱根宿の一つ江戸寄りの小田原宿なんだ」 |
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「小田原? ええと、お城のある場所だよね」 |
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「そのとおり。小田原は戦国大名・北条氏の本拠地だったところで、五街道の整備が始まった1601年には、すでに城下町として栄えていたんだ。だからもともとにぎやかで、江戸時代後期ともなると、小田原宿には庶民用の旅籠だけでも95軒が立ち並んでいたそうだよ。この数は東海道全体でも最大級で、当時は小田原宿で一泊してから、箱根に向かうのがお決まりだったそうだよ」 |
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「なるほど。箱根の山道と関所に挑むのは大変だっただろうし、向かう前はゆっくり休みたいもんね」 |
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「それにしても、神奈川には歴史的に重要な場所がたくさんあるね。小田原城や箱根関所のほか、鎌倉幕府があったのも、幕末の開港の舞台も神奈川だし」 |
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「そうなんだ。それじゃ今回は、『神奈川県立歴史博物館』に行ってみようか。ここでは古代から現代までの神奈川の歴史について紹介していて、展示物の数も多いから、じっくり見て回るとおもしろいよ」 |
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「調べ学習にも役立ちそうね。楽しみ!」 |
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