さっぴーの社会科見学へ行こう!
東京湾最奥部に位置し、千葉県の浦安市・市川市・船橋市・習志野市にまたがる浅い海が「三番瀬」だよ。江戸川などによって上流から運ばれてきた砂や泥が、約1800haにもわたって積み重なった場所。満潮時には海に沈み、干潮時には干潟が現れるから、時間ごとに異なる表情を見せてくれるんだ。「ふなばし三番瀬環境学習館」は、そんな三番瀬の魅力や役割について紹介する施設。実際に干潟とを行き来しながら学ぶことができるんだよ。
魚・貝・カニ・エビ・水鳥など、たくさんの生き物が生息する干潟は、「海の○○」と呼ばれることがあるんだ。その「○○」とは、次のうちどれだと思う?
①遊び場 ②ゆりかご ③宝石箱

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「干潟か。これは入江や河口の近くに広がる湿地帯のことだよね。砂と泥が入り交じった平らな場所で、貝がたくさん採れるんじゃなかった?」 |
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「そうそう、遠浅の干潟は潮干狩りスポットとしても有名よね。波も穏やかだって聞くし、人間の目から見れば、楽しい『遊び場』になるのかな」 |
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「なるほど。沖の荒波が届きにくい干潟には、安全な『遊び場』のイメージがあるかもしれないね。それも間違いではないけれど、実は干潟の周辺は、稚魚を育てる機能も持っているんだよ」 |
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「えっ、じゃあ正解は『ゆりかご』ってこと?」 |
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「そのとおり。干潟のそばにはよく海草が生えているから、そこを産卵場所にする魚は多いんだ。そして卵からかえった稚魚は、海草を隠れ家にして少しずつ成長し、やがて成魚になって沖合などに出ていくというわけ。もちろん、干潟にはカニやゴカイなどもたくさん生息していて、それらを狙って水鳥も集まるから、実に多様な生き物が見られるんだよ」 |
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「へえ、おもしろいね。首都圏にも干潟はあるの? 行って自分の目で確かめたいな」 |
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「それじゃ、今回は『ふなばし三番瀬環境学習館』に行ってみよう。ここはふなばし三番瀬海浜公園内にある学習施設。実際に干潟にもおりられるから、文字どおりの自然学習ができるんだよ」 |
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「やったぁ、海は久しぶりだから楽しみ!」 |
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