さっぴーの社会科見学へ行こう!
ガスでお湯を沸かしたり、電気で照明をともしたり、毎日いろいろなところでエネルギーを使っているよね。そんな暮らしに欠かせないエネルギーについて考える施設が、東京・豊洲にある「がすてなーに ガスの科学館」だよ。ここは東京ガスの体験型施設で、エネルギーだけでなく、防災、環境問題、共生社会についても学べて、より良い未来をつくるヒントを与えてくれるんだ。
エネルギー資源の一つである液化天然ガス。日本が最も多く輸入している国は、次のうちどこでしょう?
①カタール
②マレーシア
③オーストラリア

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「ちょっと待って。ガスは気体でしょ? 液化天然ガスって『液体にしたガス』ということ? どうして気体を液体にしないといけないの?」 |
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「鋭い質問だね。もちろん、天然ガスは気体だよ。でも、マイナス162℃まで冷やすと液体になって、体積も、気体の状態のときの約600分の1になるんだ。だから採掘した天然ガスは、輸送しやすいように液化するんだよ」 |
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「なるほど。かさを減らせば運びやすくなるもんね。輸入先となると、エネルギー資源だから、やっぱり中東のカタールかな。距離的には少し遠いけど、エネルギー資源がたくさんある国だから、天然ガスも液体にして運んでいるんじゃないのかな」 |
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「惜しい! 確かに、カタールは世界有数の天然ガス輸出国だよ。でも日本とは遠く離れている分、液化したとしても、輸送の経費がかかる。だから、少し近いオーストラリアから輸入することが多いんだ。ちなみに2020年は天然ガスの約4割をオーストラリアから輸入していて、断然の1位。カタールは2位のマレーシアに次いで3位なんだよ」 |
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「へえ、マレーシアからも輸入しているのね。石油もそうだけど、日本はエネルギー資源がほとんど採れないから、どうしても輸入に頼っているって聞いたわ」 |
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「そのとおり。だからこそエネルギーについて考えることは大切だよね。それじゃ、今回は東京・豊洲の『がすてなーに ガスの科学館』に行ってみよう。ここはエネルギー問題などについて学べる施設で、体験できる展示がたくさんあって楽しいよ」 |
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「いろいろな発見ができそうだね!」 |
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