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[入試に出る時事問題]これだけは知っておこう! さぴあニュースバンク

さぴあニュースバンク 2017年2月

1 水曜日 国際 潘基文前国際連合(国連)事務総長が、今年行われる予定の大韓民国(韓国)大統領選挙に立候補しないことを表明。
2 木曜日 社会 東京電力(東電)はこの日、福島第一原子力発電所(原発)2号機内をカメラで調査したところ、原子炉の下に、推定で最大毎時530シーベルトという極めて高い放射線量の場所があることがわかったと明らかにした。これは運転中の原発の圧力容器内部に匹敵する数値で、人がそのそばにいれば1分足らずで死亡するレベル。ロボットさえも短時間で壊れてしまうため、今後の調査や廃炉作業に影響が出るものとみられる。さらに、東電は9日にも、同じ2号機の内部に、推定で最大毎時650シーベルトの場所があると発表した。
5 日曜日 政治 今年7月に予定されている東京都議会議員選挙(都議選)の前哨戦として注目されていた東京都千代田区長選挙の投票・開票が行われ、小池百合子・東京都知事が支援した現職区長が、小池都知事と対立する自由民主党(自民党)の推薦候補に圧勝した。小池都知事は自身を中心とする地域政党「都民ファーストの会」から数十人を都議選に立候補させることを検討しているといわれており、今回の勝利はそれに向けての追い風になるものとみられる。
6 月曜日 社会 沖縄県宜野湾市のアメリカ軍普天間飛行場を同県名護市辺野古に移設しようとしている計画で、この日から辺野古の沿岸部で海にコンクリートブロックを投入する作業が始まった。辺野古での海上工事はこれが初めて。
10 金曜日 社会 法務省はこの日、2016年の1年間に日本で難民認定の申請を行ったのは1万901人(速報値)で、初めて1万人を超えたと発表した。 もっと詳しく参照
国際 安倍晋三首相はアメリカの首都ワシントンにあるホワイトハウスで、ドナルド・トランプ大統領と初の首脳会談を行った。 もっと詳しく参照
12 日曜日 国際 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が中長距離弾道ミサイル「北極星2」を日本海に向けて発射。 もっと詳しく参照
14 火曜日 環境 トヨタ自動車はこの日、ガソリンで動くエンジンと電気で動くモーターを併用して走ることで、環境に与える負荷を小さくするハイブリッドカー(HV)の世界での累計販売台数が、今年の1月末までに1004万9000台となり、1000万台を突破したと発表した。世界の自動車メーカーで、HVを累計1000万台以上販売したのは同社が初めて。
16 木曜日 スポーツ 韓国の平昌で開かれたノルディックスキーのワールドカップ(W杯)に出場した髙梨沙羅選手がジャンプ女子の第18戦で優勝。W杯で通算53勝目となり、男女を通じて歴代最多記録に並んだ。平昌では2018年に冬季オリンピック・パラリンピックが開催される予定。
19 日曜日 スポーツ 北海道札幌市・帯広市で6年ぶりとなる冬季アジア競技大会が開幕し、26日まで5競技64種目で熱戦が展開された。日本での開催は2003年の青森大会以来14年ぶり。ゲスト参加のオーストラリア、ニュージーランドを含め、史上最多の32か国・地域が参加した。最も多くのメダルを獲得したのは74個の日本で、2位が50個の韓国、3位が35個の中華人民共和国(中国)だった。
20 月曜日 文化 将棋のカロリーナ・ステチェンスカ女流3級(25歳)がこの日の対局に勝ち、正規のプロである女流2級に昇級した。ステチェンスカさんはポーランド出身。高校生のときに日本の漫画で将棋を知り、チェスとは違い、取った駒を再び使えることに興味を持ったという。2013年に来日し、日本の大学に通いながらプロをめざしていた。日本将棋連盟によると、男性も含めて初の外国人プロ棋士となった。
22 水曜日 科学 地球から約39光年離れた恒星「トラピスト1」の周りを地球に似た七つの惑星が回っていることがわかったと、アメリカ航空宇宙局(NASA)とベルギーのリエージュ大学などの研究チームがイギリスの科学誌『ネイチャー』に発表した。七つの惑星のうち三つは、恒星との距離から考えて、水が液体の状態で存在できる「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」にあることから、海と生命が存在する可能性があるという。

  認定については厳格な日本
/難民申請、初の1万人超え

難民申請者数と認定数などの推移(法務省)

 難民・難民申請者・国内避難民の数が世界的に増えています。シリアなど中東・アフリカ各地で内戦が続いており、テロも多発していることがその原因です。祖国を追われた人々はヨーロッパなどに押し寄せてきているのですが、日本にとっても人ごとではありません。2016年の1年間に日本で難民認定の申請をしたのは1万901人(前年より3315人増)で、初めて1万人を超えたと、2月10日に法務省から発表されたのです(速報値)。そのうち難民と認められたのは28人(同1人増)でした。このほか、「人道的な配慮」を理由に、日本に滞在することを許可された人が97人(同18人増)います。

 日本における難民申請者数は増え続けており、これで6年連続で過去最多を更新したことになります。国別で多かったのはインドネシア1829人、ネパール1451人など。一方、認定された人が多かった国はアフガニスタン7人、エチオピア4人などです。

 「難民」とは民族、宗教、政治的意見の違いなどの理由で、祖国では迫害される恐れがあるため、他国に逃れた人のこと。これに対し、より豊かな暮らしをしたいなどの理由で祖国を離れた人は「移民」といいます。移民は必ず受け入れてもらえるとは限りませんが、祖国に帰れば命の危険がある難民を追い返すような非人道的なことはできません。難民と認められれば国外退去させられる恐れがなくなるため、実際には移民に近い人でも、「難民と認めてほしい」と申請します。よって法務省では、その人が難民に当たるかどうかを厳格に判断しています。それが結果として、わずかな人しか難民と認められないことにつながっていると考えられます。

 しかし、欧米の主な先進国では数千人〜数万人の難民を毎年受け入れています。それに比べ、日本の受け入れ数は少な過ぎると、国際的にも批判されています。そのため、日本もより多くの難民を受け入れようとしており、まずは今年から2021年までの5年間で、1年当たり20人のシリア難民を留学生として受け入れることになりました。留学生は家族も日本に連れてくることができるので、受け入れるのは約300人になる見込みです。

  日米同盟を強化することで一致/アメリカで日米首脳会談を実施

 安倍晋三首相は2月10日午後(日本時間11日未明)、アメリカ・ワシントンにあるホワイトハウスで、1月20日に就任したばかりのドナルド・トランプ大統領と初の首脳会談を行いました。トランプ大統領は大統領選挙の期間中から、安全保障や貿易などの分野で日本に対して厳しい態度を取っていました。そのため、日本側は今回の首脳会談でどんなことを要求されるか、懸念していました。

 しかし、会談後に発表された共同声明は日米同盟を強化し、貿易面でも自由で公平かつ相互に利益になる関係をめざすといった内容でした。特に、「アメリカは日本を防衛する義務がある」と定めた日米安全保障条約第5条が、沖縄県の尖閣諸島にも適用されることをあらためて確認した点が注目を集めました。中華人民共和国(中国)は日本の領土である尖閣諸島の領有権を主張しており、領有権問題はないとする日本と対立しているだけに、中国に向けての強いメッセージとなりました。

 首脳会談を終えた両氏は10日夕方(日本時間11日朝)、大統領専用機「エアフォースワン」でフロリダ州パームビーチに移動。翌11日(日本時間12日未明)はトランプ大統領が所有する2か所のゴルフ場でゴルフを楽しみました。これは首脳としての個人的な関係を強化するためです。ちなみに、安倍首相の祖父である岸信介首相も、1957年に訪米した際にドワイト・アイゼンハワー大統領とゴルフをしました。

 そんななか、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は日本時間の12日午前8時前(フロリダ州の時間では11日午後6時前)、新型の中長距離弾道ミサイル「北極星2」を日本海に向けて発射しました。日米首脳会談に合わせて発射することで、核兵器やミサイルに関する能力を誇示しようとする狙いがあったものとみられています。ちょうど両首脳がゴルフを終えたころの出来事でした。これを受けて2人は11日夜(日本時間12日昼)、緊急共同記者会見を開き、北朝鮮を強く非難しました。

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