受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

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  • 18年3月号 [入試に出る時事問題]これだけは知っておこう! さぴあニュースバンク

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さぴあニュースバンク 2017年5月

4 木曜日 社会 警察庁はこの日、2017年の1年間に交通事故で亡くなった人の数は、統計を取り始めた1948年以降で最も少ない3694人だったと発表した。最も多かったのは1970年前後で、1年間の死者は1万6000人を超え、「交通戦争」といわれた。
5 金曜日 文化 政府はこの日、将棋棋士の羽生善治氏と囲碁棋士の井山裕太氏に国民栄誉賞を授与することを正式に決定した。 もっと詳しく参照
9 火曜日 国際 大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の南北高位級(閣僚級)当局者協議が、軍事境界線の通る板門店の韓国側の施設「平和の家」で約2年ぶりに開かれた。北朝鮮は2月9日に韓国の平昌で開幕する第23回オリンピック冬季競技大会に選手団を派遣すると表明した。17日に同じ板門店で開かれた実務者協議では、韓国と北朝鮮は平昌オリンピックの開会式で朝鮮半島を描いた統一旗を掲げて合同入場することや、アイスホッケー女子で南北合同チームを結成して参加することが合意された。
12 金曜日 社会 2017年にノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」のベアトリス・フィン事務局長がこの日初めて来日し、被爆地である長崎を訪問した。15日には同じく被爆地の広島を訪れた。その後、東京に移動したが、安倍晋三首相とは面会できなかった。
16 火曜日 社会 2017年に日本を訪れた外国人の数は約2869万人で、前年に比べて19.3%増えたと、観光庁がこの日発表した。外国人が国内で消費した金額は初めて4兆円を超えた。
18 木曜日 科学 宇宙航空研究開発機構(JAXA)はこの日午前6時6分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から固体燃料ロケット「イプシロン」3号機を打ち上げた。「イプシロン」は正常に飛行し、打ち上げてから約52分35秒後に高性能小型レーダ衛星「ASNARO-2」を分離し、予定の軌道に投入した。JAXAはこの「ASNARO-2」で地表を撮影し、その画像データを防災目的などに利用する自治体などに販売する予定。
19 金曜日 文化 政府はこの日の閣議で、大阪府堺市・羽曳野市・藤井寺市にまたがり、大仙古墳(仁徳陵古墳)などを含む「百舌鳥・古市古墳群」を、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に推薦することを正式に決定した。
21 日曜日 スポーツ この日、卓球の全日本選手権の男子シングルス決勝が行われ、14歳の張本智和選手が初優勝した。シングルスで中学生が優勝するのは男女を通じてこれが初めて。
22 月曜日 社会 本州のすぐ南側を低気圧(南岸低気圧)が発達しながら進んだことにより、関東甲信地方ではこの日の昼ごろから雪が降った。気象庁は午後2時30分、約4年ぶりに東京23区などに大雪警報を発令した。この日の深夜には東京都心で23センチの積雪が記録され、首都圏では鉄道の運休・遅れや高速道路の通行止めが広い範囲で発生した。
23 火曜日 科学 この日の午前10時2分ごろ、草津白根山(群馬県)の本白根山にある鏡池付近で突然、噴火が発生した。これを受け、気象庁は噴火警戒レベルを1の「活火山であることに留意」から2の「火口周辺規制」に、次いで3の「入山規制」に引き上げた。この噴火で、付近のスキー場で訓練中の自衛隊員1人が噴石に当たって死亡したほか、11人がけがをした。気象庁では今回の噴火について、マグマに熱せられた地下水が気化して急激に膨張して起こる「水蒸気噴火」とみている。なお、草津白根山とは「白根山」「逢ノ峰」「本白根山」の総称。噴火が警戒されていたのは白根山の火口湖である「湯釜」のほうで、そこから約2キロ南の本白根山はノーマークだった。
26 金曜日 社会 厚生労働省はこの日、全国約5000か所の定点医療機関から報告された15日から21日までの間のインフルエンザの患者数が、1医療機関当たり51.93人と、前の週の2倍近くに急増したと発表した。全国の推計患者数は約283万人で、調査を始めた1999年以降では過去最多。
31 水曜日 科学 この日の午後9時51分から11時8分まで、東京などで皆既月食が観測された。日本で皆既月食が見られたのは2015年4月4日以来、約2年10か月ぶり。 もっと詳しく参照

将棋の羽生氏と囲碁の井山氏の国民栄誉賞受賞が決定

国民栄誉賞受賞者
受賞者職業受賞年当時の首相
王貞治プロ野球選手1977年福田赳夫
古賀政男作曲家・
ギタリスト
1978年福田赳夫
長谷川一夫俳優1984年中曽根康弘
植村直己冒険家1984年中曽根康弘
山下泰裕柔道選手1984年中曽根康弘
衣笠祥雄プロ野球選手1987年中曽根康弘
美空ひばり歌手1989年宇野宗佑
千代の富士大相撲力士1989年海部俊樹
藤山一郎歌手1992年宮沢喜一
長谷川町子漫画家1992年宮沢喜一
服部良一作曲家1993年宮沢喜一
渥美清俳優1996年橋本龍太郎
吉田正作曲家1998年橋本龍太郎
黒澤明映画監督1998年小渕恵三
高橋尚子マラソン選手2000年森喜朗
遠藤実作曲家2009年麻生太郎
森光子女優2009年麻生太郎
森繁久彌俳優2009年鳩山由紀夫
なでしこ
ジャパン
サッカー
日本女子代表
2011年菅直人
吉田沙保里レスリング選手2012年野田佳彦
大鵬大相撲力士2013年安倍晋三
長嶋茂雄プロ野球選手・
監督
2013年安倍晋三
松井秀喜プロ野球選手2013年安倍晋三
伊調馨レスリング選手2016年安倍晋三
羽生善治将棋棋士2018年安倍晋三
井山裕太囲碁棋士2018年安倍晋三

※敬称略。職業は業績を挙げた当時のもの

 政府は1月5日、将棋棋士の羽生善治氏と囲碁棋士の井山裕太氏に国民栄誉賞を授与することを正式に決定しました。国民栄誉賞とは「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績」があった人や団体を内閣総理大臣が表彰するというもの。1977年9月、プロ野球読売ジャイアンツ(巨人軍)の王貞治選手が756号ホームランを打ち、世界記録を更新したことを表彰するためにできました。それ以来、昨年までにスポーツ選手、歌手、俳優、作曲家など23人と1団体が受賞しています。

 羽生氏は昨年12月5日、第30期竜王戦七番勝負の第5局で渡辺明竜王を破り、対戦成績を4勝1敗として竜王位を奪取しました。これで通算7期目の竜王となり、「永世竜王」を名乗る資格を得たことになります。この結果、「永世◯◯」を名乗れる七つのタイトルすべてでその資格を得たわけで、「永世七冠」を名乗れる将棋棋士の誕生はこれが初めてです。七つのタイトルとは「竜王」に加え、「名人」「王位」「王座」「棋王」「王将」「棋聖」を指します。

 一方、井山氏は昨年10月17日、第42期名人戦七番勝負の第5局で高尾紳路名人を破り、対戦成績を4勝1敗として名人位を奪取しました。これにより、すでに保持していた「棋聖」「本因坊」「王座」「天元」「碁聖」「十段」と合わせて七つのタイトルを独占する七冠を達成。井山氏は2016年4月〜11月に続く2度目の七冠です。七冠を達成したことがある囲碁棋士は井山氏だけです。

 このように、羽生氏は永世七冠を名乗る資格を得たことを、井山氏は2度目の七冠を達成したことを、それぞれたたえられて国民栄誉賞が授与されることになりました。表彰式は2月13日に首相官邸で行われます。

日本では約2年10か月ぶり各地で皆既月食を観測

 1月31日、東京など太平洋側の各地で皆既月食を観測することができました。日本で皆既月食が見られたのは2015年4月4日以来、約2年10か月ぶりのことです。

月食が起こる仕組み

国立天文台 天文情報センターの資料をもとに作成

 月食とは太陽・地球・月がこの順番に一直線上に並ぶ満月のとき、地球の影のうち「本影」(地球によって太陽が完全に隠された部分)に月が入ることで、月が欠けて見える天文現象のこと。月はみずから発光しているのではなく、太陽の光を反射して光っているので、その一部が本影に入ると欠け始め、部分月食となります。完全に本影に入ると皆既月食が観測されます。月食はそれが起こっているとき、月が見えている(夜の)場所であれば、どこからでも観測できます。満月のたびに必ず月食が起こるわけではないのは、地球が太陽の周りを回っている公転面(黄道面)に対し、月が地球の周りを回っている公転面(白道面)が約5度傾いているためです。

 今回、月が欠け始めた(部分月食が始まった)のは午後8時48分からです。午後9時51分からは皆既月食になり、その状態は午後11時8分まで約1時間17分続きました。その後、再び部分月食になり、2月1日午前0時11分に元のまるい月に戻りました。

 ところで、皆既月食の間、月は完全に見えなくなるわけではありません。観測できた人はわかると思いますが、暗い赤銅色に見えます。実は本影のなかにも、地球の大気で屈折させられた太陽の光がわずかに届いています。ただ、地球の大気を通過するとき、波長の短い青色の光は散乱してしまい、波長の長い赤色の光が残るのです。この光が月面に当たって反射するため、赤銅色の月が見えるというわけです。

 次に日本で観測することのできる皆既月食は、今年7月28日の明け方近くに起こります。ただ、北海道の大部分と、青森県・岩手県のそれぞれ北東部では、皆既月食が始まる前に月が沈んでしまいます。それ以外の地域でも皆既月食の状態のまま月が沈むので、条件はあまり良くありません。日本全国で、皆既月食の全過程(部分月食の始めから終わりまで)を見られる次の機会は2022年11月8日です。

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