受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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  • 19年3月号 [入試に出る時事問題]これだけは知っておこう! さぴあニュースバンク

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さぴあニュースバンク 2019年1月

1 火曜日 科学 アメリカ航空宇宙局(NASA)は2006年に打ち上げられ、2015年に冥王星に接近した無人探査機「ニューホライズンズ」が、この日の午前0時33分(アメリカ東部時間、日本時間では1日午後2時33分)ごろ、海王星軌道の外側に広がる「エッジワース・カイパーベルト」にある天体の近くを通過したと発表した。地球からの距離は64億キロで、人類が探査機で観測した最も遠い天体となった。
3 木曜日 科学 中華人民共和国(中国)の国営新華社通信は、同国の無人月探査機「嫦娥4号」がこの日、世界で初めて月の裏側に着陸したと発表した。月はいつも地球に同じ面を向けて公転しているため、地球から月の裏側を見ることはできず、月の裏側に探査機を送っても、地球と直接交信することはできない。中国は2018年5月、地球と月の裏側との通信を中継するための人工衛星を打ち上げていた。
3 木曜日 社会 この日の午後6時10分ごろ、熊本県北部を震源とするマグニチュード5.1の地震が発生し、同県和水町で震度6弱を観測した。気象庁は2016年4月に震度7を2回観測した「平成28年(2016年)熊本地震」の余震ではなく、別のものと考えていると発表した。なお、和水町は今年のNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺』の前半の主人公で、日本における「マラソンの父」といわれる金栗四三の出身地。
4 金曜日 政治 安倍晋三首相は年頭記者会見を開き、皇太子殿下の新天皇即位に伴って5月1日に施行される新元号について、4月1日に閣議決定し、公表すると発表した。事前に公表することに反対する声もあったが、国民生活への影響をより小さくすることを優先させた。
5 土曜日 文化 囲碁の団体・日本棋院は小4女子の仲邑菫さんを4月1日付で、原則として小学生を対象とする「英才特別採用推薦棋士」の第1号として迎えると発表した。仲邑さんは小5に進級すると同時に、10歳0か月でプロデビューすることになる。これは2010年に11歳6か月でプロ入りした藤沢里菜女流本因坊を抜く最年少記録。
6 日曜日 科学 この日、日本全国で部分日食が観測された。 もっと詳しく参照
7 月曜日 社会 航空機や船で日本を出国する人から1回1000円を徴収する「国際観光旅客税(出国税)」がこの日から徴収され始めた。 もっと詳しく参照
15 火曜日 国際 イギリスの下院で、今年3月29日にイギリスがヨーロッパ連合(EU)から離脱する条件についてEUと合意していた協定案の採決が行われ、大差で否決された。もし、離脱の条件を定めた協定案がイギリスとEUのどちらかの議会で承認されないまま「合意なき離脱」となった場合、イギリスとEUに残る加盟国の経済や国民生活が大混乱することは避けられないとみられている。
16 水曜日 社会 日本政府観光局は、2018年に日本を訪れた外国人は3119万人で過去最多だったと発表した。 もっと詳しく参照
18 金曜日 科学 宇宙航空研究開発機構(JAXA)はこの日の午前9時50分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から固体燃料ロケット「イプシロン」4号機を打ち上げた。この「イプシロン」により、上空から金属の粒を落下させて人工的に流れ星をつくる「ALE-1」など、計七つの小型衛星が予定の軌道に投入された。
22 火曜日 国際 安倍首相はロシアの首都モスクワで同国のウラジーミル・プーチン大統領と会談したが、北方領土問題などについての進展はなかった。
26 土曜日 スポーツ テニスの四大大会の一つ、オーストラリア(全豪)オープンの女子シングルス決勝がメルボルンで行われ、大坂なおみ選手がチェコのペトラ・クビトバ選手を7−6、5−7、6−4で破って初優勝した。大坂選手は2018年8〜9月に行われたアメリカ(全米)オープンのシングルスで、日本生まれの選手としては男女を通じて初優勝していたため、四大大会のシングルスで2連覇を果たしたことになる。この結果、28日に発表された世界ランキングではアジア勢として初めて1位となった。
29 火曜日 経済 政府がこの日に発表した1月の月例経済報告によると、国内経済の基調判断は「緩やかに回復している」だった。これで、2012年12月から始まった景気拡大が続いた期間は6年2か月となり、2002年2月から2008年2月まで6年1か月続いた「いざなみ景気」を抜いて戦後最長となったとみられるという。

今年は12月26日に2回目も1月6日に部分日食を観測

 1月6日、日本全国で部分日食が観測されました。日本で日食が見られたのは2016年3月9日以来、2年10か月ぶりのことです。

 この日、東京で日食が始まったのは午前8時43分。太陽が最も大きく欠けたのは10時6分で、11時36分に終わりました。今回は北の地域ほど太陽の欠ける面積が大きく、東京では約30%だったのに対し、札幌では約42%も欠けました。

日食が起こる仕組み

 日食とは太陽・月・地球がこの順番に一直線上に並ぶ新月のとき、地球上のある地点から見ると、月が太陽の手前を横切ることになるため、太陽が隠され、欠けたように見える天文現象のこと。ただし、地球が太陽の周りを回っている公転面(黄道面)に対して、月が地球の周りを回っている公転面(白道面)は約5度傾いているため、新月のときに必ず日食が起こるとは限りません。地球から見た太陽の通り道(黄道)と地球から見た月の通り道(白道)が交わっているところの近くに太陽があるとき、新月になると日食が起こります。

 太陽の直径は月の約400倍ですが、偶然にも太陽は月より約400倍遠くにあります。そのため、地球からはどちらもほぼ同じ大きさに見えます。ただ、地球の軌道も月の軌道も完全な円ではないので、太陽と月の見かけの大きさは常に変化しています。月の見かけの大きさが太陽より大きいときは、月が太陽を完全に隠す皆既日食になりますが、逆に、太陽の見かけの大きさが月より大きいときは、月が太陽を隠しきれないため、月の外側に太陽の縁だけがリング状に見える金環日食になります。

 今年は12月26日にも全国で部分日食が見られます。この日食は、日本からの旅行者も多いシンガポールやグアム島では金環日食になります。日本で1年に2回、日食が観測できるのは1992年以来、27年ぶりのことです。

訪日外国人を増やすための財源に新しい税金「出国税」が徴収開始

 27年ぶりに導入された新しい国の税金が1月7日から徴収され始めました。航空機や船で日本を出国する人から1回1000円を徴収する「国際観光旅客税」で、「出国税」とも呼ばれます。2歳以上であれば、日本人か外国人かを問わず、課税の対象となります。航空機や船の運賃に上乗せして徴収されるのですが、入国後24時間以内に出国する航空機どうしの乗り継ぎ客や、天候などの影響でやむを得ず立ち寄った国際船の乗客は対象外です。

訪日外国人数と出国日本人数の推移

※日本政府観光局・法務省入国管理局の資料より

 政府が出国税を新設した目的は、訪日外国人を増やし、観光を振興する政策を実行するための財源を確保することです。日本政府観光局は1月16日、2018年に日本を訪れた外国人は3119万人で過去最多だったと発表しました。前年と比べて8.7%多く、2013年から6年連続で最多を更新したことになります。訪日外国人を増やそうとしているのは、外国人に日本国内でお金を使ってもらうことで経済を活性化するためです。2018年に外国人が国内で消費した金額は、過去最高の約4兆5000億円に達しました。政府は訪日外国人の数を、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに4000万人に、2030年までに6000万人にするという目標を掲げています。

 出国税として徴収したお金はこうした目標を達成するため、「観光先進国実現に向けた観光基盤の拡充・強化を図る」ことに使われます。たとえば、地方では外国語による各種表示や、どこでもインターネットを利用できる通信環境が整っておらず、外国人が旅行をしにくいといった課題があります。そこで、①外国人がストレスを感じずに快適に旅行できる環境を整備する、②外国人が日本の魅力に関する情報を簡単に得られるようにする、③地域の文化や自然を生かした観光資源を整備し、そこに滞在した外国人の満足度を高める、という三つの分野に、出国税による税収を使うことになっているのです。2019年度は約500億円の税収が見込まれています。

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