受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

  • Top
  • 読み物/教養
  • 20年8月号 [入試に出る時事問題]これだけは知っておこう! さぴあニュースバンク

さぴあニュースバンク

さぴあニュースバンク 2020年4月

1 月曜日 社会 パワーハラスメント(パワハラ)の防止を企業に義務づける改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)が、大企業について施行された。パワハラとは同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係など職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的な苦痛を与える、または職場環境を悪化させる行為のこと。
4 木曜日 文化 高校生プロ将棋棋士の藤井聡太七段は第91期ヒューリック杯棋聖戦の挑戦者決定戦で永瀬拓矢二冠(叡王・王座)を破り、渡辺明棋聖(王将・棋王と合わせて三冠)への挑戦権を獲得した。 もっと詳しく参照
5 金曜日 環境 世界気象機関は5月の大気中の二酸化炭素(CO₂)濃度が、過去最高の417.1ppm(1ppmは100万分の1)を記録したと発表した。世界の指標の一つとされている、アメリカ・ハワイの観測所のデータによるもの。
5 金曜日 社会 厚生労働省が2019年の人口動態統計を発表した。それによると、2019年1~12月に国内で生まれた日本人の子どもは86万5234人(前年より5万3166人減)で、統計を取り始めた1899年以降では最も少なく、初の90万人割れとなったことがわかった。一方、国内で死亡した日本人は138万1098人で戦後最多。出生数より死亡数が多い「人口の自然減」は13年連続で、その減少幅も1年で51万5864人と過去最大だった。また、同年の合計特殊出生率(1人の女性が一生涯に産むと見込まれる子どもの数)は1.36で、前年を0.06ポイント下回った。人口を維持するには、最低でも2.07は必要とされるが、子どもを産む世代の女性の数自体が少なくなっているので、今後、仮に多少上がったとしても、日本の人口は減り続けると考えられている。
5 金曜日 社会 インターネット上の海賊版(著作権者の許可を得ずに複製された書籍・CD・DVDなど)対策を強化するため、著作権を侵害したコンテンツのダウンロードの規制対象を音楽や映像だけでなく、漫画・書籍・新聞などにも広げる改正著作権法が参議院本会議で可決され、成立した。2021年1月から施行される予定。
11 木曜日 社会 東京都は5月1日時点での推計人口が1400万2973人になり、初めて1400万人を超えたと発表した。ほとんどの道府県で人口が減少しているなかで、東京都ではまだ増加が続いており、東京一極集中に歯止めがかかっていないことがあらためて明らかになった。
18 木曜日 政治 東京都知事選挙が告示され、現職の小池百合子氏をはじめ、過去最多の22人が立候補を届け出た。7月5日に投票・開票が行われた結果、小池氏が再選を果たした。
21 日曜日 科学 日本各地で部分日食が観測された。ただ、曇りがちだった地域が多く、関東地方では、ほとんど観測できなかった。 もっと詳しく参照
22 月曜日 科学 世界のスーパーコンピューター(スパコン)の計算速度ランキング「TOP500」が発表され、理化学研究所と富士通が共同開発した日本の「富岳」が世界一になった。日本のスパコンが1位になったのは2011年の「京」以来9年ぶり。富岳の計算速度は1秒間に41京5530兆回(1京は1兆の1万倍)で、2位のアメリカの「サミット」が1秒間に14京8600兆回なのに比べ、3倍近く速い。
23 火曜日 文化 藤井七段は第61期王位戦の挑戦者決定戦で永瀬二冠に勝ち、木村一基王位への挑戦権を獲得した。これで棋聖戦と合わせ、二つのタイトル戦に並行して臨むことになった。 もっと詳しく参照
30 火曜日 政治 2019年6月1日以降、総務省の決定により「ふるさと納税制度」から除外されていた大阪府泉佐野市が、その決定の取り消しを求めて国を訴えていた裁判で、最高裁判所は、総務省の決定は違法で無効だとする判決を下した。総務省は泉佐野市が過去に高額な返礼品を出して多くの寄付を集めていたことを問題視し、同市を制度から除外したもの。大阪地方裁判所と大阪高等裁判所は総務省のこの決定を支持していたが、今回、最高裁判所は過去を問題にするのは誤りだと指摘。これにより、泉佐野市など除外されていたいくつかの市町は制度に復帰することになる。

最年少でタイトルに挑戦藤井聡太七段が棋聖戦に出場

 高校生のプロ将棋棋士として知られる藤井聡太七段は6月4日、第91期ヒューリック杯棋聖戦の挑戦者決定戦で永瀬拓矢二冠(叡王・王座)に勝ち、渡辺明棋聖(棋王・王将と合わせて三冠)への挑戦権を獲得しました。藤井七段のタイトル挑戦は今回が初めて。棋聖戦は五番勝負(先に3勝したほうが勝ち)ですが、藤井七段は2002年7月19日生まれなので、第1局が指された6月8日時点での年齢は17歳10か月20日でした。これまでのタイトル挑戦者の最年少記録は、1989年に屋敷伸之四段(当時。現九段)が達成した17歳10か月24日です。わずか4日とはいえ、31年ぶりにこれを塗り替えたのです。

 その第1局は東京都渋谷区の将棋会館で行われ、藤井七段は157手で勝利。幸先の良いスタートを切りました。第2局は同じ将棋会館で6月28日に行われたのですが、この日は90手で渡辺棋聖を破り、文字どおり初タイトル獲得に王手をかけました。第3局は7月9日、第4局は16日、第5局は21日の予定ですが、仮に第5局までもつれこんだとしても、藤井七段が勝利すれば、その時点での年齢は18歳と2日です。これまでのタイトル獲得の最年少記録は、1990年に棋聖を獲得した屋敷五段(当時)の18歳6か月14日なので、その記録も更新することになります。

 藤井七段はまた、6月23日の第61期王位戦挑戦者決定戦で、永瀬二冠に勝ち、木村一基王位への挑戦権も獲得しました。木村王位は47歳。30歳という親子ほどの年齢差でも話題を呼びました。王位戦は七番勝負(先に4勝したほうが勝ち)で、7月1日・2日に指された第1局では藤井七段が勝利しました(王位戦は1局1日制の棋聖戦とは異なり、1局2日制)。

 藤井七段が四段昇段を決めたのは2016年9月3日で、同年10月1日付でプロ入りしました。このときの14歳2か月もプロ入りの最年少記録でした。その後も快進撃が続き、デビューから29連勝して、公式戦での連勝記録を更新しています。

次に全国で見られるのは2030年6月21日に部分日食を観測

 6月21日夕方、日本で部分日食が観測されました。日本で日食が見られたのは2019年12月26日以来、約6か月ぶりのことです。今回の日食は南に行くほど欠け方が大きく、沖縄県石垣島の南方沖では金環日食を見ることができました。なお、関東地方では曇りがちの地域が多かったため、ほとんど観測できませんでした。

日食が起こる仕組み

 日食とは太陽・月・地球がこの順番に一直線上に並ぶ新月のとき、地球上のある地点から見ると、月が太陽の手前を横切ることになるため、太陽が隠され、欠けたように見える天文現象のこと。ただし、地球が太陽の周りを回っている公転面(黄道面)に対し、月が地球の周りを回っている公転面(白道面)は約5度傾いているため、新月のときに必ず日食が起こるとは限りません。

 太陽の直径は月の約400倍ですが、偶然にも太陽は月より約400倍遠くにあります。そのため、地球からはどちらもほぼ同じ大きさに見えます。ただ、地球の軌道も月の軌道も完全な円ではないので、太陽と月の見かけの大きさは常に変化しています。月の見かけの大きさが太陽より大きいときは、月が太陽を完全に隠す皆既日食になりますが、逆に、太陽の見かけの大きさが月より大きいときは月が太陽を隠しきれないため、月の外側に太陽の縁だけがリング状に見える金環日食になります。

 ただし、皆既日食や金環日食は帯状の細長い地域でしか見ることができません。そこから少し外れた地域では部分日食が見られます。

 次に日本で部分日食が見られるのは2023年4月20日ですが、沖縄など限られた地域でわずかに欠けるだけです。全国で見られる機会となると、2030年6月1日まで待たなければなりません。この2030年の日食は、北海道の大部分では金環日食となります。また、2035年9月2日には北陸から北関東にかけて皆既日食が観測できます。

日食が起こる仕組み

ページトップ このページTopへ