受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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 長い受験生活では、サピックスの平常授業や講習を欠席することはあるかと思います。どんなに体調管理に気を配っていたとしても、風邪を引くことは誰にでもあります。また、宿泊を伴う学校行事に参加して数日間休んだり、習い事の発表会や大会と重なって休まざるを得なかったりすることもあるでしょう。そこで、柏校校舎責任者の斉藤英樹先生に、休んだ後の学習の進め方について、アドバイスをもらいました。

第91回 「塾を休んだ際、その後の学習はどう進めればよいのか?」回答者/柏校校舎責任者・斉藤 英樹先生

学習のポイントや年間学習法などから 何の単元の授業を受けられなかったのかを確認

 1日だけではなく、さまざまな理由が重なって、やむを得ずサピックスの授業を1週間ほど休んでしまう場合もあります。そんなとき、「休んだ後の学習は、どのように進めればいいのか」と不安を感じるご家庭も多いのではないでしょうか。
 まず、4~6年生は「学習のポイント」を、1~3年生は「答えとかいせつ」の「保護者のみなさまへ」をご覧ください。欠席した分の教材を、家庭ですべてこなすのは難しいと思うので、優先順位の高いものから取り組んでほしいと思います。
 これと併せて参考にしていただきたいのが、「年間学習法」です。新学年になるタイミングで配布しているこの冊子には、履修内容の概要、授業と家庭学習の留意点、学期ごとのポイント、テキストナンバーごとのチェックポイント、年間学習カリキュラムがまとまっています。授業のたびにこれを読み、お子さんが今、どんな内容に取り組んでいるかを確認している保護者の方も多いかと思います。
 このように、学習のポイントや年間学習法などを確認して、「何の単元の授業を受けられなかったのか」「その単元で、つまずきやすいことは何か」ということを、きちんと把握することが大切です。そのうえで、休んで受けられなかった分を、家庭で取り組んでいくようにしましょう。
 次に注意したいのが、取り組むタイミングです。まず優先すべきは、休み明け直近の授業の復習です。授業を受けた後、すぐに家でしっかり復習することで理解が深まり、知識が定着していきますが、これが正しい学習サイクルです。こうしたふだんのペースを守っていきましょう。
 休んでいたためにやれなかった部分が気になるかもしれませんが、先にその内容に取り組んでしまうと、直近の授業内容の復習がおろそかになり、新たに理解不十分なものができてしまう恐れがあります。そうなると、悪循環を繰り返し、成績に大きな影響を及ぼしかねません。だからこそ、直近の授業内容をきちんと復習したうえで、もし余裕があれば、塾のない日や休日に、やれなかったものを少しずつでも取り組むようにしてください。

余裕がないときは「忘れること」も一つの方法 休んだ後も特別な準備は不要。気軽に校舎へ

 しかし、直近の授業の復習で手いっぱいで、そこまで手が回らないという場合もあるかと思います。また、習っていない単元を、授業を受けずに独力で取り組んでも、きちんと理解できないこともあります。さらに、理解できた場合でも、いつもより多くの時間がかかるかもしれません。特に、新しく覚えなければならない仕組みや原理を扱った授業内容については、大きな労力を必要とするでしょう。
 そこで、余裕がないときの最後の手段として、「休んでしまった分は、いったん忘れる」というのも一つの方法です。心配に思うかもしれませんが、サピックスでは一つの単元を、同じ学年でも何度か平常授業や講習で取り上げるようになっています。また、学年が上がっても同じ分野は難度が少し高くなった形で、繰り返し学習していきます。このように、カリキュラムを「らせん状(スパイラル)」に構成しているので、次に出てきたときにしっかり取り組めば、挽回することができるのです。これは毎日授業のある夏期講習も同様です。休んでいたために、やれなかった部分を引きずらないで、すぱっと次に頭を切り替えることも、時には必要でしょう。
 いずれにせよ、休んだ後の最初の授業には特別な準備は必要なく、まずは気軽に校舎に来てください。なかには、休んだことで自分自身を追い込み過ぎて、「教室のドアを開けるのも嫌だった」と言うお子さんもいます。そこまで心配せずに、授業を楽しんでもらいたいと思います。
 6年生も同様です。9月からSS特訓が始まり、通塾日が週4日となりますが、一方で、運動会や学習発表会といった行事にも参加するなど、学校生活も忙しく、休まざるを得ないこともあるでしょう。だからといって焦ることはありません。授業が演習中心となる6年生の後期は、すべての単元を学んでいるので、抜け落ちている内容はないはずです。目の前の授業に集中していきましょう。

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