受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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 6年生は9月からSS特訓が始まり、通塾日が週4日となりました。過去問演習が本格化するのに加えて、模試を含めて多くのテストがあるので、それらの解き直しにも取り組んでいかなければなりません。たくさんのことを同時にこなさなければならない、秋以降の家庭学習での注意点について、白金高輪校校舎責任者の川嶋千秋先生にお聞きしました。

第93回 「6年生後期の家庭学習での注意点」回答者/白金高輪校校舎責任者・川嶋 千秋先生

1週間単位で学習スケジュールを立てる 土曜日の午前や模試のある日を上手に活用

 貴重な時間を有効に使うためには、親子で一緒に状況を把握し、1週間単位で学習スケジュールを立てるとよいでしょう。まずは、「サピックスがない日」について、小学校にいる時間や食事・睡眠時間を除いたうえで、平常授業やSS特訓の復習、過去問演習に充てられる時間を洗い出してください。特に復習は、優先的に取り組むように予定を立てていきましょう。
 過去問演習については、土曜日の午前に行うことをお勧めします。この日は午後に土曜志望校別特訓がありますが、家を出るまでにまとまった時間が取れるはずです。また、小学校やサピックスがない祝日についても、「過去問演習をする日」と決めてもいいかもしれません。さらに、模試のある日曜日も有効活用してください。この日は帰宅したら、まず模試の解き直しを済ませて、それから過去問演習に取り組んでいくと、効率的に学習が進んでいきます。
 こうしたスケジュールを立てるときに気をつけたいのが、予定を詰め込み過ぎないことです。毎週、同じペースで進むことはないため、多少余裕を持たせた計画を心がけましょう。余裕のないプランでは、計画どおりに進まなかったら、修正できなくなってしまいます。やるべきことを、その日のうちにすべて消化できなくても、どこかで遅れが取り戻せるように「予備の時間」を設けておくとよいでしょう。
 また、勉強する際は時間を区切り、その決めた時間内で学習が終わるように努力しましょう。それが集中力を維持しながら続けるこつです。時間を長くかけるほどよいとは、必ずしもいえません。

苦手なものばかりになり過ぎないよう、 教科のバランスを考えた学習を

 次に留意したいのが、得意・苦手教科(単元)の取り組み方です。どちらも同じように学習していても、同じ効果は期待できません。たとえば得意なものについては、これまでより高度な内容に踏み込んだ学習をすることによって実力がアップしていきます。反対に、苦手なものについては、立ち止まって基本を見直すことが必要となり、その確認の時間が余分にかかります。そこで、苦手な問題が授業中に出てきたときには、「これは知識の見直しをしてから復習しよう」などとその場で印をつけておくようにしましょう。そうすれば、家での学習がスムーズに進みます。
 また、苦手なものばかりを続けると、集中力が落ちることがあります。そんな状態ではいくら勉強してもなかなか身につきません。途中で得意なものを挟むなどして、めりはりをつけながら、集中力を維持していきましょう。
 さらに、入試が近づいてくると、苦手なものだけを学習するお子さんがいますが、これもお勧めしません。当然、やればやった分だけ力を伸ばすことはできるでしょう。しかし、苦手なものに時間を割き過ぎると、ほかの学習がおろそかになって、全科目合計での成績が下がってしまうことがあります。大事なのはバランスです。苦手なものについては、入試本番で足を引っ張り過ぎない程度に引き上げることが目安となります。復習をしても、なかなか知識が定着しないものはノートにまとめて、それをテストや入試の前に見返すとよいでしょう。
 一方、時間に余裕がないときは、最小限の復習にとどめることも大切です。その場合、まず優先すべきなのが、あと一歩で解けそうだった問題の復習です。これを完璧にすることが実力アップの近道となります。何が足りなかったのかをしっかりと見つめ直し、次は必ず解けるようにしましょう。また、少し考えてもすぐに解けないような問題については、いつまでも時間を費やすことは得策ではありません。一度、サピックスの先生に質問をしてから、後でやり直すことも考えてください。
 この時期になると、みんなが同じようにがんばって勉強しています。そのため、相対評価である偏差値は上がりにくくなります。成績のうえでは不安に思うかもしれませんが、やるべきことをきちんとやっていれば、間違いなく実力は高まっているので、心配しないでください。また、大量の問題に圧倒され、それをこなすことで精いっぱいになり、焦りを感じるかもしれません。そんなときこそ、「難しい問題ばかりをやらないで、バランスを考える」「自分の口で説明できるまで、きちんと復習する」といった意識を働かせて、正しい学習を積み重ねていってほしいと思います。

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