受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/全国版

15.7月号 さぴあインタビュー/全国版:
目次|2|

 JULY  2015 /多様な個性が刺激し合い
切磋琢磨する教育環境が
“未来の先導者”を育てる 部長 会田 一雄 先生/聞き手:サピックス 教育情報センター所長 神田 正樹・サピックス小学部
第一教務部
山口 拓司

聞き手:サピックス 教育情報センター所長 神田 正樹・サピックス小学部 第一教務部 山口 拓司

担任にはネイティブの教員も。 日常的に英語に親しむ環境

慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部
部長 会田 一雄 先生

神田 派遣資格は、TOEFL iBTのスコアが90点以上ということですから、英検1級を超える高いレベルですね。もちろん、そうでなければ留学先で学習することは困難だと思います。このことからも、貴校では非常に高いレベルの英語教育が実践されていることがわかります。

会田 英語は中等部では一般生と帰国生、高等部ではαクラスとβクラスというように、レベル別にクラス分けをして授業を行っています。帰国生たちは英語力を落とさずに済み、一般生も帰国生に刺激されてレベルアップすることができます。

 本校の英語教育の特徴の一つはネイティブスピーカーの教員が多いことです。現在、ネイティブスピーカーの教員は専任だけでも7名、非常勤も入れると11名います。クラス担任もしているので、日常の生徒への指示が英語で行われることもあり、また校内放送が英語で流れることもあります。意味がわからない生徒は集合場所に行けないわけですね(笑)。そんな環境ですから、生徒たちは英語を使うことについて、違和感を持っていないと思います。

神田 数学教育も重視されていると伺いました。先生ご自身は会計学がご専門ですね。現在は数理経済学が経済学の主流になっていますし、経済学も数学なしでは通用しません。数学教育についてはどのようにお考えですか。

会田 今やビッグデータの時代となり、情報をどのように読み取るかが大事です。もちろん純粋な数学の原理を身につけることも大切ですが、いろいろな統計手法を駆使して、データからどういったことが読み取れるかということも考えて、数学では授業を組み立てています。

 本校では開校当初から、異文化交流を含む英語教育と情報教育に力を入れてきましたが、情報化については急ピッチで技術革新が進み、内容的にもテクノロジー面でもどんどん進展しています。あふれんばかりのデータのなかから何を読み取ってどう活用していくか。それは数学の領域でもあり、情報の学習でもさらに取り組んでいかなくてはならないと思っています。高等教育に進む前に数学のスキルをきちんと身につけておかないと、自分が必要だと思った学問が学べないということになります。本校では高校3年生に当たる6年生になると、文系科目を主とするI類と、理系科目を主とするⅡ類に分かれますが、どちらも数学の授業はあり、文系志望でも理系の選択科目を履修する生徒もいます。この点は、受験に縛られない良さが出ているといえます。

15.7月号 さぴあインタビュー/全国版:
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