受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/全国版

15.7月号 さぴあインタビュー/全国版:
目次|5

 JULY  2015 /多様な個性が刺激し合い
切磋琢磨する教育環境が
“未来の先導者”を育てる 部長 会田 一雄 先生/聞き手:サピックス 教育情報センター所長 神田 正樹・サピックス小学部
第一教務部
山口 拓司

聞き手:サピックス 教育情報センター所長 神田 正樹・サピックス小学部 第一教務部 山口 拓司

「活動報告書」で知りたいのは 小学校や家庭での日常の素顔


神田 中学入試についてですが、出願の際に提出する「活動報告書」はどのように書いたらよいのでしょうか。迷う保護者の方が多いようですが。

会田 活動報告書を提出していただく理由は、どんな小学校生活を送ってきたお子さんなのかを知るためです。小学校でどんな活動をしてきたか、保護者の方の接し方も含めて、日常生活の様子をそのまま書いていただければと思います。受験勉強期間ですから「書くことがない」とおっしゃるかもしれませんが、家庭生活のなかで家族の一員としてどう過ごしているか、ということでも構いません。

神田 家庭のなかで一日中、受験勉強をしているわけではなく、家のお手伝いをしたり、弟や妹の面倒を見たりもしているでしょう。そうした日常生活の部分を正直に書けばよいのではないかと、わたしたちもアドバイスをしています。

会田 それで結構です。何か成果を書かなくてはいけないということではなく、学業成績には表れてこない生活の様子を紹介していただければ、こちらもどんなお子さんか読み取れると思います。

山口 2016年度の入試から帰国生入試の出願資格を変更されると聞きました。

会田 一定期間、海外で生活してきた方を帰国生入試で受験できるようにしていますが、その期間の算定を志願者の方が自分で判断なさると、かえって不利になる恐れがありましたので、明確に示すようにしました。帰国生入試で入ってくるお子さんには、周りの生徒に良い刺激を与えてもらいたいので、ある程度は現地での生活体験が必要だと考えます。

山口 中学入試では、面接と体育実技が課されています。体育実技を行う学校はあまりありませんが、どのような狙いがあるのでしょうか。

会田 バランスの取れた教養のある人材を育成していきたいというのが、本校の考えです。学校では集団行動が必要とされるので、指示された行動ができるかどうか、行動するうえで不都合はないか、そういうことを確認しています。ですから、運動能力の高低で点数をつけるものではありません。

神田 最後に、受験生と保護者の方にアドバイスをお願いします。

会田 多様な人材が集まり、互いに刺激し合って、切磋琢磨して成長していってほしいと願っています。悪いところを批判し合うのではなく、良いところを引き出しながら成長を促す仕組みを用意しているので、ぜひチャレンジして、心身の成長が著しい中等教育の6年間を本校で過ごしていただきたいと思います。

 大切なのは本人の自主性ですから、保護者の方が先に立って、本人を後から走らせるようなことはしないでいただきたいですね。本校では、文化祭も見学できますし、説明会も同時に開いているので、ぜひ見学に来ていただき、お子さんが本校にチャレンジしたいというのであれば、後ろからサポートしていただきたいと思います。

神田 大学受験に縛られることなく、伸び伸びと好きなことにトライできる環境で、充実した6年間を過ごしたい。そう考える方は、学校の特徴や教育方針を理解したうえで、ぜひチャレンジしていただきたいですね。

15.7月号 さぴあインタビュー/全国版:
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