受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/関西情報

16.3月号 さぴあインタビュー/関西情報:
目次|5 |

2016 MARCH /自由な校風を守り続け、
みずから考え発信する
情操豊かな人材を育てる/東大寺学園中・高等学校/校 長森 宏志 先生

聞き手:サピックス小学部 教育情報センター部長 広野 雅明・サピックス小学部 関西統括責任者 溝端 宏光

受講自由の多彩な補習で 大学受験をバックアップ

広野 資料を拝見しますと、校内偏差値が50以上の生徒さんの東大合格率は65~70%、京大は80%とあります。レベルが高いですね。進路選択については、どのようなサポートをなさっているのですか。

 東大や京大に誘導することは一切せず、本人の希望する大学に合格できるように応援するのが本校の進路指導方針です。以前は文系に強い学校でしたが、今は理系の生徒が多く、学年によっては、文系は一学年約220人中40人を切ります。文系ならではの能力も大切ですが、今は社会全体が理系を重視する傾向にあります。特に関西の進学校は医学部を中心とした理系学部をめざす志向が強いので、本校の生徒もその影響を受けているのかと思います。

 こうした状況にあるため、選択肢を広げるためのキャリア教育は欠かせません。たとえば高1では、各界で活躍している卒業生を招いた講演会を実施していますが、偏らないように、いろいろな分野から招くように心がけています。さらに最近は、各界で活躍する卒業生を毎年十数人招き、中3を対象にワークショップも行うようになりました。そのようにして、早い段階で、たとえば「医学部しかない」と決めてしまわないよう、生徒の可能性を広げるための情報提供も行っています。

溝端 受験勉強の支援としては、どのようなものがありますか。

 本校では、高2の秋の文化祭が終わると、それ以降は受験のための学習に集中するという伝統があります。この時期から英・数・国を中心に補習が多くなります。そして、高3の夏休みは、お盆休みの1週間を除き、毎日1コマ2時間の補習が朝から夕方まで組まれています。こうした補習は希望者を対象にしたもので、出席は強制ではありません。ですから、予備校に行く生徒もいますが、6~7割の生徒が各自の学習サイクルに合わせて受講しています。また、クラブ活動をする生徒の場合は、17時45分までに完全下校としていますが、自習をしたい高3生のために、教室は18時30分まで開放しています。

16.3月号 さぴあインタビュー/関西情報:
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