受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学に行こう!

17年10月号 さっぴーの社会科見学に行こう!:
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社会科見学へ行こう!

紙の博物館

 東京・王子は知る人ぞ知る“洋紙発祥の地”。明治時代初期に近代的な製紙工場(現在の王子製紙の前身)が設立されたことから、“紙の町”として栄えたんだ。そんな王子の土地柄にちなんだ施設が、桜の名所でもある飛鳥山公園内に建つ「紙の博物館」。館内には紙に関する貴重な資料がそろっていて、楽しくひと巡りすれば、紙博士になれちゃうよ。

さっぴーからクイズだよ

紙の原料として再利用される古紙。日本の古紙利用率は、どのくらいだと思う?
①15%  ②37%  ③64%

女の子 「古紙って使い終わった紙のことでしょう? 家でも古新聞や古雑誌は、資源ごみの日に出しているわ」
男の子 「ノートやトイレットペーパーなど、再生紙使用マークがついた製品もよく見かけるね。リサイクル率は意外と高くて、60%くらいあるんじゃない?」
さっぴー 「おっ、2人ともリサイクルに関心があるようだね。実は日本の古紙利用率は、2016年の統計で約64%。つまり、紙製品の原料の3分の2くらいは、通常の木材じゃなくて古紙ということ。この数字は世界でもトップクラスで、しかも年々高まっているんだ」
女の子 「へえ、ちょっと誇らしいな。地球の資源には限りがあるし、リサイクルって大事なことだもんね」
さっぴー 「そもそも英語の「ペーパー」の語源は、約5000年前の古代エジプトで使われた『パピルス』という植物の茎を薄く削いで、シート状にしたものだといわれているけど、植物繊維から作られる現在の紙の原型となったのは、中国の前漢の時代に発明されたものと考えられているよ。現存する世界最古の紙は、紀元前150年ごろの麻でできた紙で、当時は原料としてぼろ布が使われていたんだ」
男の子 「うわー、今から2000年以上も昔なんだ。それじゃ、紙が日本に伝わったのはいつごろなの?」
さっぴー 「遅くとも7世紀かな。仏教と一緒に入ってきて、独自の和紙に進化したんだ。ヨーロッパでは動物の皮を使った羊皮紙が使われていたことからなかなか広まらなくて、紙が普及したのは12世紀以降だよ。これらの紙の歴史や製造工程などが学べる博物館が東京・王子の飛鳥山公園内にあるんだけど、行ってみるかい?」
女の子 「わあ、自由研究にも使えそうね。行ってみたい!」
17年10月号 さっぴーの社会科見学に行こう!:
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