受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

玉川学園中学部 10月27日(木)

本物に触れる教育を実践し、生徒の興味・関心を引き出す

 玉川学園は、豊かな自然に囲まれた61万㎡の広大な敷地の中に、幼稚部から大学の研究施設までがそろう総合学園です。この日の中学部の説明会は、デジタルプラネタリウムを備えた理科教育専門施設「スターレックドーム」で行われました。

 説明会の冒頭、中学部長の伊部敏之先生は、「1929年の創立以来、本校では本物に触れる教育を実践し、生徒の興味・関心を引き出しています」と話し、2008年にスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に、2014年にスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されたことを紹介。続けて、クラス編成についての説明がありました。英語・数学・理科・社会の授業をすべて英語で行う国際バカロレア(IB)クラスがあることが大きな特徴だと話しました。また、高等部には理数系を強化したプロアクティブラーニングコースを設置しており、国内外の大学の医学部・理工系学部への進学を視野に入れたプログラムを展開して、週34時間の専門カリキュラムで学習を行っています。

 教育目標は「国際社会で活躍する人材の育成」です。そのために必要な力として、伊部先生は「基礎力」「思考力・判断力・表現力」「社会形成能力」を挙げました。まず、「基礎力」の向上については、きめ細かい教科指導を徹底しています。具体的には、すべての授業を図書や資料などの関連教材をそろえた専門教室で行う一方、各教室には教科の専任教員が常駐するなど、生徒からの質問に即時対応できる態勢を整えています。また、英語と数学では習熟度別授業を行っており、社会についてもクラスを分割した少人数での授業で学習効果を高めています。

「思考力・判断力・表現力」を向上させる取り組みとしては、教科発展型の探究学習があり、中1より「自由研究」という授業を行って、毎年3月の学園展で発表します。加えて、中3では「学びの技」という授業で2年間の研究を見直し、情報の取捨選択法などのラーニングスキルを高め、高1から課題研究型の「自由研究」を再開します。このほか、玉川大学や外部の研究機関とも連携し、それぞれが行っているミツバチ、サンゴ、ロボットなどの研究にも触れさせています。

 また、国際理解教育については、世界7か国の15校と提携して、各校の協力の下、年間約300名の生徒を各地に派遣するとともに、留学生の受け入れも行っています。伊部先生によると、「生徒はみずから国際感覚を磨こうと、意欲的に参加している」とのことで、生徒の約85%が中2までに何かしらの海外研修に参加しているそうです。

 そして、目標を共有し、力を合わせて課題を解決するTAP(玉川アドベンチャープログラム)を通じて、「社会形成能力」を高めています。伊部先生は「生徒はクラブ活動、委員会活動、学校行事にも主体的に取り組んで、バランス良く人間力を高めています」と強調しました。

 最後に、卒業後の進路についての説明もありました。玉川大学には、例年、卒業生の30~40%が進学。また、2016年は東大の推薦入試に1名が合格したほか、25名が現役で海外大学に合格しています。


ナイターも可能な人工芝のグラウンドや、図書室とICT教室の機能を合わせた「学園マルチメディアリソースセンター」など、充実した施設が整っています
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