受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

佼成学園中学校 11月22日(火)

強みは「男子校」「少人数制」「進学校」。ICT教育とグローバル教育を推進

 1954年に立正佼成会を母体に設立された佼成学園は、校訓「行学二道」の下、学力とともに健全な心と体の育成に力を注いでいます。特徴は、勉強や部活動に専念しながら成長できる「男子校」、ていねいな指導と面倒見の良い「少人数制」、そして多様な未来が描ける「進学校」であることの大きく三つ。校長の榎並紳吉先生は、「男子の長所は、集中力があり、好きなものを見つけると、とことん打ち込むところ。やる気のスイッチが入ると“化ける”ことが多い」と言います。

 同校の卒業生でもある榎並先生は、ふだんから生徒への声掛けを大切にしています。「生徒が自発性を発揮できるようにするには、教師との信頼関係が不可欠であり、教員との関係が良くなると、生徒はおのずと勉強をがんばるようになるものです。自分より年上の男性と話すことで刺激を受け、やる気のスイッチが入るきっかけにもなります」と話します。2年連続で現役東大合格者を輩出したのも、少人数制による生徒と教員の良い関係性と、きめ細かい学習サポートのたまものといえます。

 続けて、広報部長の南井秀太先生が、詳しい教育内容について説明しました。同校ではICT教育を推進しており、全教室にWi-Fiアクセスポイントと電子黒板を設置し、「1人1台のiPad」を実現。生徒が能動的・主体的に学べる授業を展開する一方、毎朝、学年主任がiPadに連絡事項を送るなど、コミュニケーションツールとしても活用しています。

 また、グローバル教育にも力を入れており、2016年度から「Global Leader Project(GLP)」がスタートしました。プロジェクトでは、モンゴル、フィリピン、タイでの海外研修や、実践的な英語力養成プログラムを豊富に用意し、高度な英語力を備えた、地球規模で物事を考えられる真のグローバル人材の育成に努めています。「GLP生については、中学のすべての入試から本人の希望と学力を考慮して選考します。目安は、特待生・特別奨学生合格レベル、または英語入試(英検®4級レベル)の高得点者」とのことで、2016年度は、希望者153名、合格者43名のうち、16名がGLPの第1期生として入学しました。GLP生を対象とした奨学金制度(3年間で30万円を補助)があるのも魅力です。

 一方、学習指導においては、中学では基礎学力を身につけるため、英語・数学で分割授業やチームティーチングを導入しています。さらに、放課後の講習や指名制の補習も充実させ、「全員サポート体制」を徹底。高校からは難関国公立大学への合格をめざす「難関国公立コース」と、部活と学習の両立が可能な「文理コース」の2コースに分かれ、進路希望の実現に向けて着実に学力を向上させていきます。南井先生によると、「朝7時から夜8時まで使える自習室には、難関大学に進学した本校卒業生がチューターとして常駐しています。学習指導だけでなく、進路相談に応じており、学園生活についてのアドバイスをしたりもします。生徒にとっては頼もしい存在です」とのこと。こうして学習環境を整えたことで、生徒の学習意欲も高まり、2016年度は、国公立に19名、早慶上理に44名、GMARCHに84名が合格。「東大受験者層も年々厚くなっており、レベルも高くなっている」そうです。

※「英検」は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。


電子黒板とiPadを活用した英語の授業。「読む・書く・聞く・話す」の4技能を鍛えます
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