受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

芝中学校

2017年5月23日(火)

互いに認め合い、それぞれが個性を磨く6年間

 1887年に設置された浄土宗学東京支校を前身とする芝中学校・高等学校は、仏教精神を基盤とした人間教育を実践しています。説明会の冒頭、あいさつに立ったのは校長の武藤道郎先生です。この4月に校長に就任した武藤先生は、「『遵法自治』『共生(ともいき)』の精神の下で培ってきた芝の教育を継承し、これからも実践していきます」と力強く述べました。

 続いて、心身共に成長著しい中高6年間について、「難しい年ごろの男子が1800人もいればトラブルもありますが、教員は『手を放して抱きしめる』という思いで適切な距離を保ちながら一人ひとりと向き合っています。そのうえで、生徒に『削り合うな、認め合え』『みんなちがって、みんないい』ということばを伝えています」と話しました。学校で行っているアンケート調査によると、在校生の9割近くが『学校が楽しい』と回答しているとのこと。生徒たちは自分の居場所を見つけて、個性を磨いているようです。

 そして、進路指導の詳細も紹介。中3で職業調べ・インタビューのレポートをまとめるところから具体的な進路を考えさせていき、高1・2で職業適性検査を受検します。そのうえで大学のオープンキャンパス訪問、大学授業・研究室の見学会など、段階的にキャリア教育を実施。「職業→学部→大学」の順に進路を決定する「逆引きの進路指導」によって、生徒一人ひとりの希望が実現できるようサポートしています。武藤先生は、「在校生にとっては居心地の良い学校、卒業生にとっては“ふるさと”であり、誇りに思えるような学校をめざして、これからも教育環境を充実させていきます」と結びました。

 次に、教科指導の説明がありました。同校は、大学受験に必要な教科だけでなく、音楽、美術、技術・家庭、保健体育、道徳にも力を注いでいます。たとえば中学の音楽では弦楽を必修としており、生徒全員に1台ずつバイオリンを貸与。幅広い教養を身につけさせることによって、豊かな人格形成をめざしています。

 このほか英語教育については、「これからの国際社会を生き抜くために必要な、高い語学力の養成に注力している」とのことで、ゲーム形式やディスカッションを取り入れ、実践的な英語力を高める授業を行っています。こうした授業の様子は動画でも紹介され、積極的に発話する生徒の姿が印象的でした。

 最後に、入試・広報部部長の荒久保先生から、2018年度入試に関する説明がありました。日程、募集定員などは従来どおりで、特に変更点はありません。また、2017年度入試の受験者平均点、合格者平均点を基に、「算数の出来が合否を決める」というお話がありました。そして、「算数は、さまざまな難度の問題が混在しているので、最初に全体を見渡して、できそうなものから取り組んでいくことが重要です」「国語は、漢字・知識問題のほかは、オール記述式。ふだんから書く練習を積んでください」「複数回受験者には優遇措置があります」といったアドバイスがありました。

イメージ写真
生徒たちが伸び伸びと過ごす校舎は、都心にありながら、静かで落ち着いた教育環境。学校のすぐ近くに東京タワーがそびえ立ちます

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