受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

城北中学校

2017年6月3日(土)

「質実厳正」の精神の下、確かな学力と豊かな人間性を養う

 儒学者の深井鑑一郎氏と、その教え子であり実業家の井上源之丞氏が、明治期に開設された旧制城北中学校再興の意図を持って1941年に創設した城北中学校。礼儀と公正を重んじる「質実厳正」の精神の下、「着実・勤勉・自主」を校訓に掲げ、確かな学力と豊かな人間性を養う教育を実践しています。

 説明会の冒頭、校長の小俣力先生は「76年前の創立以来、本校がめざしてきたのは、社会を導くリーダーとして活躍する人材の育成です。そのために『人間形成と大学進学』という教育目標を貫いてきました」と話しました。高い進学実績を残す一方、多くのクラブが全国レベルで活躍する、「文武両道」の進学校として知られる同校ですが、小俣先生は「生徒は勉強と部活の両立を図ろうと、挫折と失敗を繰り返し、それを乗り越えていきます。それが“真の生きる力”を育むことにつながります。こうした方針の下、生徒が本来持っている力を伸ばし、進むべき道をみずから切り開いていけるように支えていきます」と結びました。

 続いて、学習指導と学校生活については教頭の保坂慎二先生が担当します。同校では、中高6年間を「基礎期(中1・2)」「錬成期(中3・高1)」「習熟期(高2・3)」の3期に分けています。基本的な生活習慣と基礎学力の定着を目標とする「基礎期」には、学力の格差をつくらないように、補習を徹底しながら、中学3年間の内容をほぼ終える先取り学習を行っています。続く「錬成期」は、「自主的な学習習慣の確立と、将来の職業を意識した学び」が目標。「習熟期」を迎える高2からは、文系・理系に分かれたクラス編成に変わり、文理それぞれに選抜クラスも設けられます。そして高3になると、私立文系をめざす文Ⅰ、国公立文系をめざす文Ⅱ、私立理系をめざす理Ⅰ、国公立理系をめざす理Ⅱの4コースに分かれ、主要教科では演習中心の授業が行われます。

 きめ細かい学習指導と併せて、これからの国際社会で必要とされる高い思考力とコミュニケーション力を養成するために、ICT教育の充実を図っているのも特徴です。たとえば、校内にWi-Fi環境を整え、全教室にモニターを設置し、1人1台のタブレットを利用する授業も行っています。「各教科でICTの研究を重ねて、授業も大きく変わってきた」とのことで、調べ学習、レポート作成、プレゼンテーションなど、さまざまな場面でタブレットが活用されています。

 また、高い語学力も国際社会で求められるとして、英語教育にも注力しています。たとえば、試験期間の休みに集中的に行う、ネイティブによるオールイングリッシュの「城北イングリッシュ・シャワー」や、ネイティブを囲んで昼食をとる「イングリッシュテーブル」のほか、現地の小学生との交流や企業訪問も体験するオーストラリア語学研修など、実践的な語学力向上の機会を数多く設けています。

 東京都区部に立地しながら、約4万㎡もの広大なキャンパスがあることも同校の魅力の一つ。グラウンド、テニスコート、温水プールといった充実した施設が並び、生徒は伸び伸びと過ごしています。最後に保坂先生は「中高合わせて約50のクラブがあり、どんな生徒にも居場所があります。卒業式では毎年、皆勤の生徒が表彰されますが、6年皆勤が3割程度、3年皆勤が4割以上出るのも、“学校大好き”な生徒が多いことの表れでしょう」と結びました。

イメージ写真
「基礎期(中1・2)」「錬成期(中3・高1)」「習熟期(高2・3)」の3期ごとに職員室も分け、それを囲むように学年ごとの教室を配置。各職員室前には、質問用の机も配置されています

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