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学校説明会レポート

東洋英和女学院中学部

2017年6月1日(木)

人間教育を重んじて、他者尊重の精神を培う

 1884年にカナダの女性宣教師マーサ・J・カートメルによって設立された東洋英和女学院は、プロテスタントの精神を教育の根幹に据えた、人間教育を重んじる伝統校です。

 説明会の冒頭、中学部長の石澤友康先生は、「敬神奉仕」、すなわち「神を敬い(敬神)、隣人を自分のように愛する(奉仕)というスクールモットーは、学校のなかに息づき、生徒たちは自然に意識しています。他者を愛して、助け合うことは、人生において最も大切なことですが、これは教えられればできるというものではありません」と話しました。

 続けて、毎朝の礼拝や週1回の聖書の授業について紹介。また、奉仕を実践するための知識や技術を習得する「ディアコニア(ギリシア語で“人に仕える”という意味)」という活動で車椅子や手話の体験学習をする生徒や、実際にボランティア活動に取り組む生徒の様子についても話されました。こうした活動を通じて生徒たちは「相手の立場に立って、本当に必要な支援を行う」ことについて、深く考えているそうです。さらに、「学校行事や部活動にも主体的に取り組んでおり、そうした人とのかかわり合いから、他者を尊重する大切さを学んでいます。そして、一人ひとりが自分の居場所を見つけています」と結びました。

 次に、教頭の野村正宣先生が学校生活と教育課程について説明しました。それによると、同校の教育の柱は「人間教育」「教科教育」「サポート体制」の三つ。まず、「人間教育」については、前出のボランティア活動などのほかに、成長段階に合わせて、中1の5月のオリエンテーション(2泊3日)や、長野県の野尻湖で集団生活を体験する中2の夏期学校などを行っています。また、ピアノやオルガン、華道といった課外教室が充実しているのも特徴で、各分野の先生方から専門的なレッスンを受けられる一方、同じ分野に興味を持った生徒たちが集まってコミュニケーションを深めています。

 「教科教育」の特徴として挙げたのは、定評ある英語教育です。野村先生は「本校がめざすのは知識を増やすためのツールとなる英語です」と強調し、ネイティブ教師による英会話授業やクラスを2分割しての少人数制授業のほか、音声を聞きながら英語の本を読む多読授業を紹介しました。加えて、実践的な機会として、レシテーション(暗唱)コンテストやクリスマス劇などにも挑戦させているそうです。さらに、「参加した生徒たちの語学力向上が著しい」としてアメリカ、カナダ、オーストラリアの協定校への短期留学制度(3か月)についても説明しました。

 「サポート体制」については、指名補習の実施のほか、中学の英語と数学では卒業生が教えるチューター制度を導入し、きめ細いフォローを徹底しています。また、進路学習は中3からスタート。「30歳の自分」を想定しながら、自分と向き合い、あるべき姿を考えます。このプログラムも卒業生が実体験をベースに考案したもので、野村先生は「このほか、職業講演や進路ガイダンスなど、多くの場面で卒業生が本校の教育に協力してくれています。そんな母校愛の強い卒業生たちも、生徒一人ひとりを支えているのです」と話しました。

イメージ写真
都営大江戸線、東京メトロ「麻布十番」駅から徒歩5~7分、東京メトロ「六本木」駅から徒歩7分の立地にありながら、緑に包まれた閑静なキャンパス

http://www.toyoeiwa.ac.jp/chu-ko/ 別ウィンドウが開きます。

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