受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

学習院女子中等科

2017年6月12日(月)

その時代に生きる女性にふさわしい品性と知性を育む

 学習院女子中・高等科は、1885年に華族女学校として創立されて以来、一貫して「その時代に生きる女性にふさわしい品性と知性を身につける」ことを目標に、教育活動を行っています。

 銀座ブロッサムで開催されたこの日の説明会では初めに、サピックス教育情報センター所長の神田正樹先生が、同校の入試問題の傾向について解説しました。「算数は正確で迅速な計算と深い洞察力が求められる」「理科は全分野からバランス良く出題され、記述問題の割合が多く、総合的な力が試される」「社会は、過去の歴史が現代にどのようにつながっているのか気づくことがポイント」「国語は、日ごろからさまざまな文章に慣れ親しんでおくことが大切で、漢字の問題では語彙力が問われる」といったアドバイスを参加者に送りました。

 続いて、教頭の増渕哲夫先生が登壇し、教育内容や学校生活について説明しました。同校の授業の基本方針は、「本物に触れる」「過程を重視する」「表現力を身につける」の3つで、増渕先生は「授業は先取り学習よりも、学びの深さを重視。各教科でアクティブ・ラーニングを行い、生徒間の学び合いを促しながら思考力と表現力を育んでいます」と話しました。

 定評のある語学教育や国際理解教育については、高校の選択科目では、英語のほかにドイツ語やフランス語を設定。イギリス屈指の名門、イートン校での約3週間の夏期講習プログラムには毎年、中3・高2・高3の希望者約40名が参加しています。また、オーストラリア・メルボルン郊外には姉妹校のメソディスト・レディーズ・カレッジ(MLC)があり、そこで2週間の研修や6週間の交換留学ができる制度があります。このように、さまざまな機会を通じて国際感覚を養っています。

 学習環境と学校生活の様子は映像を使って紹介しました。都心にありながら緑豊かなキャンパスには、同校の前身である華族女学校をイメージした風格ある造りの校舎、蔵書が12万冊以上ある図書館、グラウンド、二つの体育館、温水プール、テニスコートなどが並びます。恵まれた環境の下で、部活動や文化祭・運動会といった行事に一生懸命取り組み、伸び伸びと過ごす生徒の表情からは、充実した生活ぶりが伝わってきました。増渕先生は「生徒たちはダイヤモンドの原石です。正直で思いやりのある、品格に満ちた女性に育てていきます」と強調しました。

 クラス編成については、1クラス約40名で5クラスあります。クラス担任制ではなく、主管(=担任)がチームを組んで学年全体を担当する「学年主管制」の下、複数の教員の視点からていねいな指導が行われています。また、英語・数学・国語のほか、技術家庭や道徳などで、1クラス2分割の少人数制授業を実施しているそうです。

 進路については、例年、卒業生の5〜6割が併設の学習院大学・学習院女子大学に進学しています。一方で、東京大学、一橋大学など国公立大学のほか、早慶など難関私立大学にも合格者を輩出。高2から文系と理系に分かれ、高3では選択科目を中心とした演習も行い、他大学受験の実力も養成しています。

 2018年度の一般入試は、例年どおり、2月1日と3日の2回です。増渕先生は「問題を解く過程を重視して、ていねいに採点しています。正答できなくても、どんなことでもよいので、最後まで書くようにしましょう」とのアドバイスを送りました。

イメージ写真
地上5階建ての本館。ホームルームのほか、理科の実験室や実技教科の実習室、分割授業対応の特別教室などがあります。温水プールとアリーナを備えた「総合体育館」が2017年秋に完成予定です

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