受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

雙葉中学校

2017年6月13日(火)

カトリックの精神に基づく全人教育で、社会に貢献できる女性を育成

 フランスの修道会「幼きイエス会」により、1909年に設立された雙葉高等女学校を前身とする雙葉中学校・高等学校は、カトリックの精神に基づく全人教育を実践する女子進学校です。「徳においては純真に、義務においては堅実に」を校訓に掲げ、一人ひとりの個性を伸ばし、高い品性と知性を兼ね備えた女性の育成をめざしています。

 銀座ブロッサムで開催された説明会は、サピックス教育情報センター所長の神田正樹先生による入試問題分析から始まりました。神田先生は今年の入試問題を具体的に紹介しながら、「算数では条件を整理して、粘り強くていねいに解いていくことが大切」「国語では敬語の使い方に関する出題が目立つほか、高い読解力と記述力が求められる」「理科や社会は時代を反映した出題が目立つ。ニュースや新聞に取り上げられる事柄について、その理由や原因を自分の考えと合わせて、まとめる力が必要」と、いずれの教科も幅広い基礎知識の上に、問題をよく理解して分析する応用力が求められるとのことです。そして、「これまでの成績がどうであれ、今日をきっかけに、雙葉への思いを新たにして最後まで努力を続けることが、合格を勝ち取ることにつながります」とエールを送りました。

 続いて、校長の和田紀代子先生が、同校の沿革と教育方針について説明しました。学校の設立母体である「幼きイエス会」は、17世紀のフランスで、貧しい子どもたちへの教育活動を行ったニコラ・バレ神父が、それを手伝う女性たちの間につくった修道会です。「神から与えられた使命に気づき、社会のために、人のために生きる人間に成長してほしい」というニコラ・バレ神父の精神に基づき、同校では「知・徳・体」をバランス良く養う全人教育を実践しています。

 たとえば、週1時間の「宗教」の授業やキリスト教行事のほか、平和学習やボランティア活動などを通じて、「生徒は他者を思いやることの大切を学ぶとともに、社会や世界に目を向けて視野を広げている」とのことです。このほか、部活動にも一生懸命に取り組む生徒たちの様子を語った和田先生は、学校行事の軽井沢や蓼科で行う中1・中2の夏期学校も紹介。「生徒たちは仲間と励まし合いながら山登りに挑戦したり、自然との触れ合いから教養を深めたりしています。本校では、こうした体験の場を大切にして、一人ひとりの協調性や豊かな人間性を育んでいきます」と結びました。

 学校生活全般については、教頭の伊藤直子先生が担当。1学年180名のうち、併設する小学校からの内部進学生は80名で、1クラス45名の4クラス編成となっています。毎年クラス替えを行いますが、担任団は原則3年間持ち上がりのため、「一人ひとりに目の届く指導を徹底している」とのこと。また、教員は中高を兼務しているので、授業内容は6年間通した効率の良いカリキュラムを設定し、「無理のない先取り教育を行っている」そうです。

 語学教育にも力を入れていて、中3で全員がフランス語を学び、高校では第1外国語として学ぶことも可能です。また、高2からは進路に合わせた選択科目を多く設けるなど、一人ひとりが思い描いた将来の実現に向けて、バックアップする態勢が整っています。最後に「自分の才能に気づき、友と一緒にお互いを高めていく。そんな大切な時期を、本校で過ごしていただきたいと思います。ぜひ、一度、お子さんと本校を訪れ、校風を確かめてください」とのことばで閉会となりました。

イメージ写真
40近くある部活動や、行事の多くは中高合同で実施。フローリングの一般教室は南向きで明るく、聖堂、図書室、理科4分野の各実験室、2教室ずつある音楽・被服・調理室など、施設が充実しています

http://www.futabagakuen-jh.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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