受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

成城中学校

2017年6月14日(水)

新しい時代を切り拓くグローバルリーダーの育成

 1885年の創立以来、「知・仁・勇」を教育理念に掲げる成城中学校・高等学校では、新しい時代を切り拓くグローバルリーダーの育成をめざしています。説明会の冒頭で、「近い将来、多くの職業が人工知能(AI)に取って代わられる」という研究データについて触れた校長の栗原卯田子先生は、「校章の『三光星』が示すのは、専門知識や技能を表す『知』、思いやりの心を意味する『仁』、チャレンジ精神や忍耐力を示す『勇』の三つです。本校ではこの三つの力を備えた、どんな時代でもたくましく生きる人間力の高いリーダーを育てます」と語りました。

 そのうえで、グローバル教育の中心となる「エンパワーメント・プログラム」について説明しました。これは、カリフォルニア大学の学生を自校に招いて生徒と議論・企画・発表をすべて英語で行うもので、自己の確立・自己実現力を養うプログラムです。この発展型として、オーストラリア研修や台湾研修を新たに行うなど、工夫を凝らしたプログラムを展開しています。

 また、2020年度以降の「大学入学共通テスト(仮称)を見据えて、「カリキュラム委員会」を発足させたことも紹介。中高6年の一貫教育の視点で取り組む新しいカリキュラムの導入を検討している同校では、2019年度から高校の生徒募集を非募集にするそうです。栗原先生は「これからも21世紀型教育に求められる学びの環境づくりに力を入れて取り組んでいきます」と結びました。

 続いて、入試広報室長の宮本八太郎先生が、具体的な教育内容を説明。まずは同校の伝統男子リーダー教育の象徴といえる「臨海学校」について紹介しました。中1全体の行事である臨海学校には、高2の精鋭たちが「臨海学校補助員」として参加し、教員と同じ仕事をします。補助員となった高2の生徒たちも責任と誇りをもって中1を指導しつつ、リーダーシップを学ぶのです。一方、中1にとって、高2の補助員はロールモデル。「あこがれの先輩をめざして努力を積み重ね、切磋琢磨していくことが伝統となり、受け継がれている」とのことです。

 学習指導については、中2までは基礎学力養成期として、小テストや居残り補習を日常的に実施するなどして、学習習慣を確立させています。中3では卒業論文などキャリア教育に取り組ませ、高2からは大学受験に向けて実践力の養成に努めています。

 このほか、朝7時半から夜7時まで利用できる「自修館」(自習室)も、「意欲的な生徒たちを支えている」とのこと。放課後はOBのチューターが常在して学習をサポートするほか、隣接する進路指導室には大学過去問集や各種データをそろえ、いつでも利用・閲覧できるようにしています。また、同じフロアに職員室があるため、生徒たちは疑問点があれば、いつでも質問できる環境です。

 最後に、教頭の元島敏博先生から2018年度入試について説明がありました。第1回(2月1日)、第2回(3日)、第3回(5日)の日程に変更はありませんが、社会において記述問題を導入することが伝えられました。これに伴い、従来よりも小問数が減るそうです。

イメージ写真
都営大江戸線「牛込柳町」駅から徒歩1分。人工芝のグラウンド、テニスコート、地下体育室など運動施設も充実しています

http://www.seijogakko.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ