受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

山脇学園中学校

2017年7月4日(火)

課題解決型学習を通じ、生徒一人ひとりの「志」を育てる伝統の女子校

 1903年設立の山脇学園中学校は、建学の精神を今に受け継ぎ、「社会で活躍できる女性リーダーの育成」に取り組んでいます。2009年に始動した「山脇ルネサンス」の下で六つの校舎を全面改築して、課題解決力と語学力の向上に特化した施設「サイエンス・アイランド(SI)」「イングリッシュ・アイランド(EI)」「リベラルアーツ・アイランド(LI)」を整備。生徒一人ひとりの能力を最大限に伸ばし、国際社会に貢献する“志”を育てています。

 この日の説明会において校長の山﨑元男先生は、「本校では、『夢』と『志』とを分けて考えています。本校の考える『志』とは、望みを達成する道のりの困難さを理解したうえで、目標達成に向けて果敢にチャレンジする強い気持ちのことです。新たに導入した多彩な教育活動を通じて、状況を的確に判断する力、他者と協働して課題解決する力を育て、国際社会で活躍する女性の育成に努めていきます」とあいさつしました。

 続いて、進路学習指導部長の砂口義智先生が実際の教育内容を説明。同校では進路指導においても、生徒の「志」を鼓舞することに大きな比重を置いています。そのため、中1・2の総合学習では、正解のない問いに対峙する「マイオピニオン」の授業を行い、思考力や表現力を育成しています。そして中3~高2では、大学学部研究、校外学習、語学研修や海外研修などに取り組み、志望理由書を作成するとのこと。「これからの大学入試では、自分の学習履歴をまとめたポートフォリオの提出を求められるケースが増えるでしょうが、本校では、授業内容やテキストを見直したり、シラバスを改訂したりして、生徒一人ひとりの希望進路を実現する体制をすでに整えているのでご安心ください」と強調しました。

 こうした総合的な学力を培う場として新設されたのが、冒頭のSI、EI、LIという三つの施設です。このうちSIでは専門的な理科実験室や屋外実験場を活用して、科学的リテラシーを養成します。実験については3年間で90種(中1・2は全員、中3は選択制)に取り組むほか、中3の「科学研究チャレンジプログラム」では各自がテーマ研究に取り組み、週2回の放課後研究活動や、沖縄・西表島への野生生物調査を実施します。

 また、EIでは海外に留学したようなエリアで英語で会話し、総合的な英語力に磨きをかけていきます。ここにはネイティブ講師が常駐しており、ハロウィーンやクリスマスなど、多様なイベントも楽しめるほか、語学研修前の英会話練習も実施されます。さらに、希望者を対象に実施される中3の「チャレンジプログラム」では、ネイティブ講師と日本人の教員によるチーム・ティーチングによって、実践的な英語力を培っていきます。

 そしてLIでは、国語や社会の授業でグループワークやプレゼンテーションを行い、知識を運用する力や発信力を育てるアクティブ・ラーニング型の学びを展開。社会問題の調査発表や多読多筆の活動などを通して生徒の視野を広げる一方で、自己を知るきっかけを提供します。

 同校では、部活動や学校行事も、社会性を育むカリキュラムの一つとして位置づけられ、積極的に参加を呼び掛けています。多彩な体験学習や海外研修プログラムを用意し、あらゆる角度から生徒の可能性を引き出しているのが、同校の教育の特色です。

イメージ写真
外国に留学した気分で英語を学ぶ「イングリッシュ・アイランド(EI)」の一画。実践型の授業やプログラムで、英語でのコミュニケーション能力を鍛えます

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