受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

光塩女子学院中等科

2017年6月28日(水)

カトリックの精神に基づいた心の教育で、自己肯定感を育む

 光塩女子学院は、1931年にスペインのカトリック・メルセス宣教修道女会によって設立されました。聖書にある「あなたがたは世の光、地の塩である」ということばが校名の由来となっています。説明会の冒頭で校長の荒木陽子先生は、「人は誰しもかけがえのない大切な存在であり、他者とのさまざまなかかわり合いのなかで生きています。生徒には、この考え方をしっかりと持って、自分を見失うことなく、自己肯定感をしっかりと育んでほしいと願っています」と話しました。

 こうした「光と塩」への理解を深めるために設けているのが学年進行の年度目標です。たとえば「自分との出会い」(中1)、「自分と他者とのかかわり」(中2)、「社会の中での自分」(中3)といったテーマを設定して、「一歩ずつ成長の階段を上っていく姿をイメージできるようにしている」そうです。

 一方、国際理解教育については、今年度より高1・2の希望者を対象に、オーストラリア・ブリスベンでの短期研修プログラムが新しくスタートしました。研修期間は10日間で、生徒はホームステイをしながら現地のカトリックの学校に通います。荒木先生によると、「語学力の向上にとどまらず、ホストファミリーや現地の同世代との交流を通じて、文化の多様性に気づき、視野を広げてもらうのが狙い」とのこと。また、海外のカトリックの学校の教育にも触れることで、「あらためて、カトリックが持つ普遍性や価値観のすばらしさを感じてもらえたらうれしいですね」と話しました。

 続いて、教務主任の高木恵子先生よりカリキュラムと進路についての説明がありました。中学においては、早い段階で自学自習の習慣を確立するために、英語・数学は習熟度別授業を行っているほか、英単語、漢字、計算問題の小テストを定期的に実施しています。

 また、同校では、これからのグローバル社会においては、「文系・理系問わず、文章や図表を統計的に理解する力」「あらゆるメディアを比較して使いこなす力」「コミュニケーションツールとしての高い英語力」「能動的な学びの姿勢」などが求められると考えており、それらを高めるための「IEP(インテリジェンス・エボリューション・プロジェクト)」「ものづくり選手権」「新聞ノート」といったプログラムを用意しています。そのうえで、進路講演会やキャリアガイダンスを行って、みずからが進むべき道を模索させています。ちなみに今春は、医学部医学科に延べ43名が合格。そのうち24名が現役での合格です。

 2018年度入試については、大きな変更はありません。日程は、2月1日・2日・4日の計3回。1日の第1回は国語・算数・総合の3科目から成る「総合型」で、2日の第2回と4日の第3回は4科型で選抜されます。出題傾向については「国語は表現力と発想力が問われる」「算数はグラフ問題が頻出。部分点があるので、解き方まで書く」「社会は出題に沿った記述が求められる」「理科でもグラフ問題を出題。4分野からバランス良く問題を出す」「総合型を受ける場合でも4科型の過去問を解き、考える楽しさを体験してほしい」といったことが伝えられました。

イメージ写真
2016年9月に完成した1号館の高等科教室は、明るい光が降り注ぐ吹き抜け構造。2018年3年末には、校舎の建て替えが完了します

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