受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

麗澤中学校

2017年7月7日(金)

「心の力」を鍛える教育を柱に、二つの「叡智コース」を展開

 創立者の廣池千九郎が提唱した道徳科学「モラロジー」に基づき、「心の力」を鍛える教育を実践する麗澤中学校は、独自の言語技術教育、英語教育、キャリア教育などを展開しています。2015年度には「叡智コース」を新設。グローバル社会で活躍できる人材の育成をめざしています。

 あいさつに立った校長の竹政幸雄先生は、ICT機器の急激な進化と昨今の公人による失言の話題などに触れて、「こうした社会において高い学識を使いこなすには、高い道徳性が必要であると感じています」と話します。しかし、人の心に分け入る道徳は、マニュアル化することはできません。そこで同校が生徒たちに意識させているのは「ケースバイケースの高度な対応力」です。そのうえで、「人は皆、生まれながらに恩を受けています。生徒には先人の努力や犠牲に感謝し、自分も相手も周囲も幸せになる“三方よし”の精神を持って、社会に恩を返せる人間になってもらいたいと考えています」と結びました。

 続いて教育内容の説明に移りました。同校の「叡智コース」は「アドバンスト叡智(AE)コース」と「エッセンシャル叡智(EE)コース」に分かれています。このうちAEコースの目標は東大合格。6年間をかけて東大に合格できる学力を養います。一方のEEコースは、難関国公立大・私立大進学を目標としており、高2からは、難関国立大をめざすTKコース、難関私立大・国公立大をめざすSKコース、文系の難関私立大および海外の大学をめざす、英語を強化したILコースに分かれます。

 いずれのコースでも、英語と数学は、クラスを2分割した少人数授業を実施しています。また、言語技術教育、英語教育、国際理解教育が充実しており、たとえば言語技術の授業は、「テーマの提出→議論・発表→まとめ→文章化→添削→フィードバック」という流れで行われます。このプロセスを学年に応じてレベルを上げながら繰り返すことで、思考力や表現力を高めているとのことです。

 英語教育にも言語技術が応用されています。中学では、ネイティブスピーカーと日本人教師による音声中心の授業を展開し、スキット(寸劇)なども取り入れて、聞く力と話す力を養成。そのうえで、文法項目の整理と読解力を強化するとともに、言語技術で学んだスキルも活用して「パラグラフ・ライティング」の指導を開始し、中3で「エッセイ・ライティング」にも取り組みます。そして、全員参加のイギリス研修(中3)やオーストラリア研修(高2)を通じて、異文化との交流から視野を広げるとともに、実践的な語学力に磨きをかけていきます。

 最後に、中学入試の説明がありました。それによると、2018年度入試は1月21日午前(第1回)、25日午前(第2回)、2月3日午前(第3回)の計3回行います。2017年度には1月21日午前、22日午前、25日午前、2月4日午前の計4回入試を行いましたが、2018年度は22日の入試を取りやめるということです。さらに、2月4日午前の入試を1日前倒しして、3日午前に行います。

 ちなみに、全体の募集定員140名に変更はありません。第1回が70名(AE20名、EE50名)、第2回が50名(AE10名、EE40名)、第3回が20名(EEのみ)となっています。

 このほか、「AEコースの合格ラインに届かなかった場合でも、EEコースへのスライド合格制度がある」「第1回と第2回入試については出願の際に、本校会場と船橋会場(船橋グランドホテル)のいずれかを選択できる」「EEコース第一志望者は第1回と第2回で、算国理社の4科で受験する代わりに、算国英でも受験できる」といったことも伝えられました。

イメージ写真
東京ドームが10個も入る広大なキャンパス。豊かな自然が残る敷地内には、グラウンド、体育館、武道館などの運動設備が充実し、ゴルフ場(ショートコース)まであります

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