受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

文教大学付属中学校

2017年7月14日(金)

学校改革を推進し、面倒見の良い指導で一人ひとりの可能性を引き出す

 文教大学付属中学校・高等学校は「人間愛」を校訓に、「慈愛の心」「輝く知性」「世界に飛翔する力」を持った生徒の育成をめざしています。昨秋には新校舎が完成し、これまで以上に快適で機能的な教育環境が整いました。

 説明会であいさつに立った校長の戸田弘美先生は、「本校は、ここ数年にかけてさまざまな学校改革を行ってきました。その成果は、今年の大学合格実績に表れています」と話しました。同校は今春、定員厳格化により多くの大学が合格者数を減らすなかで、国公立大学に延べ16名(前年比2倍)、GMARCHに延べ62名(前年比4倍)など、難関大学に多くの合格者を輩出しました。これを踏まえて、戸田先生は「すべての教育活動に“人間愛”という柱が一本通っているのが本校の特徴です。これからも生徒の可能性を引き出す面倒見の良い指導を実践し、一人ひとりを手厚く支えていきます」と語りました。

 そうした改革を牽引してきた前校長の星野喜代美先生は、昨年度からシニアアドバイザー(SA)に就任しています。その星野先生は説明会で、「2012年に本校に着任してから、毎年大きな目標を立てて改革を進めてきました」と述べ、その詳細を紹介していきました。

 まず、1年目に取り組んだのが「勉強させる環境づくり」です。1日2時間、自主的に学習する習慣をつけるために、毎日の学習内容と学校生活を記録する「生活記録ノート」を導入。その結果、わずか1年で中学生の1日の平均学習時間が2時間を超えたそうです。

 2年目からは国際理解教育の整備に力を入れ、オーストラリア留学プログラムの導入に加え、高2の修学旅行の行き先を台湾に変更しました。そのうえで、台湾の大学への留学に向けた中国語講座を開講するなど、多言語・多文化に対応したグローバル教育を拡充。その結果、「生徒の語学力向上に対するモチベーションアップにつながった」とのことです。

 そして、3年目からは「キャリア教育」を充実させ、自分で進路や将来を考えるための教材「NEWTON」をリクルートと共同開発。4年目となる昨年度は、生徒の「強い心」を育てるため、中学生を対象とした1泊2日の宿泊プログラム「トリニティーキャンプ」をスタートさせて、田植え体験(中1)、防災・サバイバル体験(中2)、宿坊体験(中3)といった実践的な体験学習を通じて、問題解決力や協働力を養っています。星野先生は「こうした改革の一つひとつが着実に身を結んでいることを強く実感しています。今後も歩みを止めることなく改革を進め、教育環境の整備に力を入れて取り組んでいきます」と結びました。

 続いて、入試広報部長の神戸航先生が、学習指導改革の柱である「文教ステーション」について説明しました。これは、専任のチューターが常駐して、個々の生徒の理解度に合わせて放課後に指導する学習支援システムです。「生徒は週2回以上、これに取り組むことを義務付けていますが、導入したことで自学自習の習慣が確立し、全体の学力の底上げにつながりました。これも、今年の大学合格実績が好調だった要因の一つです」と話しました。

イメージ写真
昨年、新校舎が完成。一般教室には電子黒板を備え、ICTを活用した授業が展開されています。また、新しい自習室は一人ひとり独立したブースとなっており、学習に集中できる環境です

http://www.bunkyo.ac.jp/faculty/ghsn/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ