受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

市川中学校

2017年7月17日(月・祝)

「ALICEプロジェクト」で、思考力、表現力、コミュニケーション力を養成

 今年、創立80周年を迎えた市川中学校・高等学校では、個性の尊重と自主自立を教育理念として、「第三教育」を推進しています。「第三教育」とは、家庭における「第一教育」、学校における「第二教育」に対し、「自分で自分を教育する」という、生涯続く学びの姿勢を指します。説明会の冒頭で広報部長の高田敏行先生は、「本校は個性を尊ぶ『独自無双の人間観』と、教員が生徒一人ひとりに目を配る『よく見れば精神』という考えの下で、主体的な学びを促す教育を実践しています」と語りました。

 続いて、昨年度から始まった「ALICEプロジェクト」(Active Learning for Ichikawa Creative Education)を紹介しました。これは、グローバル社会で必要となる思考力、表現力、コミュニケーション力を養成するためのプログラム。主に英語や社会の授業において、タブレットや電子黒板などのICT機器を用いたアクティブ・ラーニングを展開し、生徒は双方向のやり取りなどを通じて、主体的に授業にかかわっています。「その過程で得た気づきなど、自分で能動的に獲得したものは、深く記憶に残ります。与えられたものを暗記するだけの受け身型の授業よりも、知識の定着率は高いのではないでしょうか」と話しました。

 このほかにも、能動的な学習姿勢を養う場が数多く設けられています。たとえば、哲学や社会科学の古典に触れる「市川アカデメイア」、各界の第一線で活躍する著名人を招いて行う「土曜講座」、少人数で教科横断型の講義を受ける「LA(リベラルアーツ)ゼミ」などを実施し、生徒の学問に対する興味・関心の幅を広げています。

 記述力を徹底して磨くのも同校の特色の一つ。高校が文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定(2期目)を受けていますが、中学の理科でも実験・観察を重視した授業を数多く行い、レポートの作成に取り組ませています。また、論述テストや要約などを日常的に行い、大学受験の小論文対策にもつなげているそうです。

 一方、国際理解教育にも力を入れています。世界トップ校であるカリフォルニア大学より学生を招き、彼らと英語で討論を行う校内研修のほか、カナダ(中3)やニュージーランド(高1)でのホームステイ、アメリカ・ダートマスカレッジでのグローバルリーダー研修(高1・2)を実施。加えて、イギリスで行う研修もあり、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学で講義を受けるプログラム(中3~高1)や、イートン校の教育を体験するサマースクール(中3~高2)などを用意しています。また、帰国生を中心とした英語特別授業を実施し、海外大学への進学希望者に向けた説明会も開催しているとのことです。

 2018年度の中学入試については、大きな変更点はありません。これまでと同様に、出願はWebのみでの受け付けとなります。最後に高田先生は「志望校選びにおいては、お子さん本人が校風や在校生の雰囲気に触れて、『ここで学びたい』という思いを持っていただくのがいちばんです。ぜひ、親子で一緒に本校に足を運んでいただければ幸いです」と締めくくりました。

イメージ写真
隣接地に、人工芝の総合グラウンドが完成。蔵書数約12万冊を誇る図書館「第三教育センター」は、自学自習を促す情報拠点です

http://www.ichigaku.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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