受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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学校説明会レポート

東京都市大学付属中学校

2017年9月6日(水)

国際理解教育に注力。中3対象の3か月間「ターム留学」もスタート

 東京都市大学付属中学校・高等学校は「公正・自由・自治」という建学の精神の下、校訓に「誠実・遵法・自主・協調」を掲げて、創造力と行動力に富んだ人材を育成しています。コースは、最難関国公立大をめざす「Ⅱ類」と、難関国公立大・私大をめざす「Ⅰ類」の二つで、進級時の成績によりⅠ類からⅡ類へ転類することがあります。同校は東京都市大学の付属校ですが、完全中高一貫校ならではの効率的なカリキュラムと、論理的思考力や記述力を高める実験とフィールドワークを数多く行い、高い目標を持って外部進学をめざす生徒たちをサポートしています。

 説明会の冒頭で、校長の小野正人先生は「この1年を振り返って、うれしかったこと」をテーマに、いくつかエピソードを披露し、同校の様子を伝えていきました。たとえば、毎年2月に行っている弁論大会(中1・2)で活躍したある一人の生徒について、「韓国籍であるこの生徒が中1で選んだのが『日韓の歴史観の違い』というテーマで、そのことばは多くの在校生の心を動かし、彼は見事に最優秀賞を受賞した」と紹介しました。また、中2では「国籍って何だろう」を主題にして、国籍の意味や韓国の徴兵制度について発表したそうです。その内容を聞いた小野先生は、「自分自身の置かれている立場や状況と真摯に向き合い、不安や悩みまで正直に語ってくれたことに胸を打たれた」と言います。そして、「今回も多くの生徒が彼に共感し、2年連続で最優秀賞に輝いたことも、心からうれしく思いました」と振り返りました。

 続いて、誕生日を迎えた中1を校長室に招き、一緒に食事をして親睦を図る「昼食会」に話題を移しました。そこでは一人ひとりに「将来の夢のほか、本校を志望した理由や学校生活について聞いている」とのことで、「帰国生が多く在籍すると聞き、彼らと交流することで見聞が広がると考えた」「理科が苦手だったが、数多くの実験の授業を通じておもしろさに気づき、得意科目になった」といった生徒たちの感想を笑顔で紹介しました。

 一方、力を入れている国際理解教育についても説明した小野先生。マレーシア異文化体験(中3)、アメリカ西海岸研修旅行とニュージーランド語学研修(いずれも高1)などを行っていますが、今年度より、中3の希望者を対象とした3か月間の「ターム留学」を始めます。行き先はニュージーランドで、1回目の希望者は23名だったとのこと。その保護者たちからは「まさか自分から留学したいと言うなんて、思いもしなかった」という声が数多く寄せられたそうです。これについて小野先生は「本校での学びや体験を通じて多様な価値観に触れ、『もっと世界を知りたい』という意欲が湧いてきたのではないでしょうか。今後も、このように生徒を刺激する教育環境を整えていきます」と強調しました。

 そして、小野先生は最後に「わたしもかつて、中学受験生を持つ一人の親でした。中学受験は親子で戦える最初の、そして最後の試練かもしれません。子どもは受験を通して必ず成長しますし、親子の絆も強く深くなることでしょう。中学受験が皆さまにとって実りあるものになることをお祈りします」と参加者にメッセージを送りました。

イメージ写真
部活動は、原則として週3回。なかでも、フラッグフットボール部、少林寺拳法部、中学自動車部の活躍が目立ちます

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