受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

高輪中学校

2017年9月28日(木)

「なぜ」を考えさせる教育で、時代の変化に対応できる力を伸ばす

 高輪中学校は、今年で創立132年を迎えました。もともとは西本願寺が京都に開設した学校ですが、1901年に現在の高輪の地に移り、5年後の1906年に仏教との関係から離れました。東京都港区の閑静な住宅街に囲まれ、「泉岳寺」「白金高輪」両駅から徒歩5分以内と、教育環境としては申し分ない立地です。

 説明会は学校紹介DVDの上映から始まりました。登校から下校までの一日の流れや、自然体験学習、農工芸体験学習、スキー学校、さらにはイギリスでのサマースクールの様子などといった年間の学校行事が映し出され、充実した学校生活を知ることができました。

 続いて、学校長の坂本正先生が登壇。「見えるものの奥にある見えないものを見つめよう」という同校の教育理念を具現化するために、「知識偏重ではなく、『なぜ』を考えさせる授業を行っています」と話しました。

 続いて、二つの教育目標を紹介。まず一つ目は、社会性を育むことです。「授業やクラブ活動、学校行事を通じて人間関係を学びます。小さな成功体験を一つひとつ積み重ねていくことが自信となり、次への意欲につながります」と話す坂本校長は、「中1の後半からLINEに悪口を書いたり、嫌な気持ちになる写真をアップしたりといった悪さをするようになるものですが、その時にしっかりと対応することが大事」と述べ、日々生徒とやり取りし、生徒を見守る教員の役割を力説しました。二つ目は、次のステップへの橋渡しです。志望する大学に入り、そこで学ぶための基礎学力を養成します。「変化する時代に合わせて教育を変えるのではなく、体験を積み重ねさせることで、変化に対応できる子どもを育てていきます」。坂本校長は、高輪の教育方針をそう結びました。

 学校生活については、教頭の大田原輝幸先生が詳しく説明しました。1学年は約240名で6クラス編成とし、クラス替えは毎年行います。6年間を3期に分け、前期(中1・2)は基礎学力の習得を徹底し、2年間で中学過程を修了させます。通塾している生徒は2割程度。子どもたちは自己管理ができるようにスコラ手帳で行動を記録し、担任がチェックします。中期(中3・高1)からは選抜クラスを設置し、後期(高2・3)で文系・理系に分かれます。ちなみに、今年度の高2の文・理の比率は45:55です。

 体育には武道を取り入れ、中1は剣道を、中2は柔道を、中3と高1は剣道・柔道のどちらかを選択します。部活動への加入率は、中1で97%、高3で58%程度。活動は運動部で週3~4日、文化部で週2~3日となっています。太田原先生は「男子校ということで、文化部の生徒が(女子の目を気にせず)堂々と活動できます」と話してくれました。

 最後に、入試広報部長の真壁亨先生から、2018年度入試についての説明がありました。「前年度から大きな変更はありません。保護者の方と対面して手続きをしたいという思いから、Web出願は行いません。なお、受験生が試験を受けている間は、講堂を保護者の控室に開放します。2月2日には、営業は行いませんが、食堂も開放します。学校の周辺は飲食店が少ないので、『算数午後入試』を受験する場合は、昼食のお弁当をとる場所として利用してください」

イメージ写真
有名な泉岳寺に隣接する閑静な環境。冷暖房完備の体育館や全天候型グラウンドなど、運動施設も充実しています

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