受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

関東学院中学校

2017年9月27日(水)

勉強漬けではなく“興味付け”を実践し、生徒の夢を広げる進学をサポート

 横浜バプテスト神学校を源流とし、1919年に設立された関東学院中学校高等学校は、100年近くの歴史を誇るプロテスタント系の中高一貫校です。「人になれ 奉仕せよ」というキリスト教精神を校訓にするとともに、時代の変化を見据えた先進的な教育を実践しています。2018年度からは2期制に変更するなど、伝統と革新を融合した学習環境の整備に力を入れています。

 説明会の冒頭、校長の冨山隆先生は、2020年度にスタートする大学入試改革の目的について触れました。社会が求める人材を育成するために大学教育が変わろうとしており、そのための準備として中学・高校での教育においても、主体性や多様性、協働性、思考力、判断力、表現力、選択力、決断力、提案力、英語運用力などを身につけることが必要だと強調。そして、学校の未来像に関して次のように展望を語りました。「AI(人工知能)時代が到来しても、教育は“人を育てる”という原点に立ち返ることが重要です。本校は、課題を発見して創造する力や、集団の中での調整力や忍耐力、集中力、継続力、さらには筋道を立てた考え方や常識や礼儀に沿った立ち振る舞いなど、社会への適応力を磨き、人として大きく成長する場になることをめざしています」

 続いて、入試広報の鈴木書彦先生から、進学実績や教育内容についての詳しい説明がありました。神奈川県内の2017年入試における志願者数増加ランキングで1位にランクされるという調査もあるなど、近年、同校の志願者数は増加しています。その要因の一つとして挙げられるのが、4年前から進めてきた新カリキュラムの導入です。「週5日制から週6日制に変更し、授業数は4コマ増えました。また、先取りは半年にとどめ、基礎を大切にする意味で検定教科書を使用し、応用力を副教材で補います。理科などは実験を多く取り入れ、興味関心を高めることを意識しています。当たり前のことを当たり前にやり遂げること、勉強漬けではなく“興味付け”の学習に取り組むことをめざし、工夫を重ねてきたことが、志願者増につながりました」と鈴木先生。こうした積み重ねによって学力も向上し、同校は関東学院大学の付属校ながら、毎年、卒業生の約9割以上は他大学に進学。2017年度は、現役生のみで国公立大学10名(前年度11名)、早慶上理51名(前年度33名)、GMARCH145名(前年度119名)など、高い合格実績を残しました。

 さらに次年度からは、ICT環境を整備するほか、英会話スクール「ベルリッツ®」のメソッドやオンライン英会話を導入。4技能の養成はもちろんのこと、“英語を学ぶ”ことに加えて、“英語で学ぶ”ことにも力を入れていきます。また、クラス編成は約40名×6クラスで、中2~高1では、成績上位者を集めた「ベストクラス」を1クラス設置。残りの5クラスは学力が均等になるようにしています。高1までは毎年クラス替えがあり、成績次第では「ベストクラス」に上がることも可能です。文系・理系の選択は高2に進級する際に行い、文系と理系でそれぞれ1クラスずつ「難関大学受験クラス」が設けられます。

 2018年度の一般入試に関しては、一期のA日程は2月1日の午前に、B日程は2月1日の午後に、C日程は2月3日の午前に、二期は2月6日の午前に、それぞれ実施され、いずれもネット出願になります。出題傾向は前年度と同様の予定で、総合得点での判定となり、教科ごとの基準点は設けないと説明されました。

イメージ写真
地域の方々にも温かく見守られている同校。緑豊かなキャンパスでは、充実したカリキュラムでの学習とともに、部活動も活発に行われています

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