受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

成蹊中学校

2017年9月21日(木)

バランスの取れた 人間教育を実践

 「個性の尊重」「品性の陶冶」「勤労の実践」を建学の精神に掲げる成蹊学園は、1912年に設立されました。創立者・中村春二がめざした「知育偏重ではなく、人格、学問、心身にバランスの取れた人間教育の実践」という理念は今も大切に受け継がれ、幅広く教養を身につけて、個性を育てる教育が行われています。

 開校当初から帰国生を受け入れ、グローバルな視点で人材を育ててきた同校。説明会に登壇した校長の跡部清先生は、「本校は高い基礎学力の養成と併せて、常に先の時代を見据えながら、『人を創る』教育に力を注いできました。そのために、実体験を通じて、さまざまな価値観や知識に触れる機会を数多く設けて、豊かな人間性を育んでいます。本校の卒業生は、実に多様な道に進んでいます。これは各自がしっかり自分自身と向き合い、進路を選択した結果だと捉えています」と語り、「今後も、みずからの個性によって、自分の将来を切り開くことのできる力を、大切に育てていきます」と結びました。

 次に、教育内容や大学合格実績については、入試部主任の坂井史子先生が説明しました。なかでも時間をかけて紹介したのが、各界の著名人や専門家を招く講演会と、成蹊大学と連携して行う体験学習についてです。たとえば、昨年、中3の希望者を対象に実施した「中3×大学ゼミ」では、成蹊大が中学生のためにゼミを開講し、「著作権」「情報検索システム」「ビジネスプラン」など、ゼミごとに学んだそうです。「毎年、教員が知恵を絞って多彩な企画を考えています。生徒たちにも好評で、これからも、一人ひとりの教養を深めるプログラムを展開していきます」と話しました。

国公立大学や医学部に 多くの合格者を輩出

 中1のクラス編成については、1クラス36名程度の少人数制で、きめ細かい指導を行っています。また、1学年のうち4割程度が併設小学校からの内部進学生で、全体の2割程度が海外在留経験のある帰国生です。このため、中1の英語では一人ひとりの「英語学習歴」を考慮し、それぞれの理解度に合わせた分割授業を行っています。ちなみに、高い論理的思考力が必要とされる2020年度以降の「大学入学共通テスト」に向けて、「今年度から中3の数学のシラバスを刷新した」とのことです。

 高校段階では、成蹊大学へ進学する生徒と、全国の国公私立大学へ進む生徒のそれぞれに対応したカリキュラムを展開。高2で文系・理系コース、高3では18種類のコースから一つを選択します。そして、2017年度の卒業生の進路については、全体の2割が内部推薦で成蹊大学に進学。他大学の合格実績については、東大が5名、東工大が6名、早慶が87名、医学部医学科が52名という結果でした(いずれも既卒生を含む)。

 一方、ボーディングスクールなどとの留学プログラムも多彩で、アメリカの名門セントポールズ校との交流は70年を迎えます。語学教育にも力を入れており、高2では第二外国語として、ドイツ語、フランス語、中国語、朝鮮・韓国語のいずれかを選択・履修できるのも、同校の特色の一つです。

 最後に、2018年度入試の変更点の説明がありました。第1回(2月1日)の定員配分について、これまでの男子約50名・女子約35名から、18年度は男子約45名・女子約40名となります。第2回(2月4日)の男子約25名・女子約20名に変更はありません。

イメージ写真
説明会の最後にはキャンパスツアーも実施。武蔵野の豊かな自然の面影が残る広大な敷地内を回り、最新の設備を備えたホームルーム棟のほか、理科棟や本格的なグラウンドなどを見学しました

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