受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

神戸女学院中学部

2017年8月27日(日)

140年超の歴史を誇る 関西最古のミッションスクール

 米国の女性宣教師たちによって創立されたプロテスタント校として、1875年に開校した神戸女学院。以来、「愛神愛隣」をモットーに、グローバル社会でリーダーシップを発揮できる自立した女性の育成をめざしています。

 部長を務める林真理子先生は、「本校は日本のリベラルアーツ・カレッジたることを目標に創立された学校です」と説明。そのため、1学年140名の少人数体制で、文系・理系の枠にとらわれない教科横断型の授業を行うのが特徴です。生徒は幅広く教養を高めるなかで「なぜ? どうして?」と問いを立て、じっくりと思考力、発想力、創造力、想像力、分析力、実践力などを磨いています。

 また、同校は「思春期の女子のための教育」を念頭に置いており、授業も女子が理解しやすいスタイルで展開。なかでも独自の英語教育には定評があり、中学3年間はオールイングリッシュで学びます。たとえば、中1の英語は2コマ連続とし、1コマ目はネイティブ講師と日本人教員のペアティーチングで行い、2コマ目はクラスを2分割し、日本人教員2人が復習を担当します。

 こうした英語に加え、高校ではドイツ語とフランス語の履修も可能。語学研修旅行などのほか、留学生の受け入れも行っており、国際理解教育に注力しています。さらに読書教育にも熱心で、生徒は数学・科学・哲学など、各種の学術系オリンピックにも積極的に挑戦。みずからテーマを決めて学びを深める「探究」も行い、プレゼン力なども養っています。

趣味や有志活動にも励みつつ 希望の進路をきっちりと実現

 一方、学校生活の信条は「自由と自治」です。制服はなく、携帯電話の持ち込みも自由。行事は生徒自身が企画・運営しており、ミッションスクールらしく、ボランティア活動も盛んです。こうした経験を積むことで、生徒は逆境に立ち向かう力を培うのです。

 キャンパスは併設大学と共有で、昭和初期に竣工した校舎は国の重要文化財に指定されています。また、校内で音楽の個人レッスンを受けることも可能です。生徒は趣味やクラブ活動にも打ち込んだうえで、希望の進路に進んでいます。

 その進路についてですが、同校では詳細な大学合格実績は公表していません。それは、いったん実績を公表すると、それが「数値目標」となり、本来やるべき教育ができなくなる恐れがあると考えているため。学校では何よりもキャリア教育を重視しており、結果として難関大学や医学部にたくさんの進学者を送り出しているのです。

 最後に「本校生の特徴は積極性です。文化祭などで、生徒たちのきびきびした活動の様子をご覧ください」と、林先生は笑顔で語りました。

イメージ写真

http://www.kobejogakuin-h.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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