受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

四天王寺中学校

2017年8月27日(日)

女子の特性に応じた指導で 学力も人間性もしっかり伸ばす

 聖徳太子が説いた「和」の精神を礎とする四天王寺高等学校・中学校。1922年創立の伝統ある女子校として「円満で深い人間性を備えた信念ある女性」を育成しています。入学対策部部長の中川章治先生は、別学の利点の解説で説明会をスタートさせました。

 「そもそも男子と女子とでは、感性や理解のプロセスなどが異なります。そのため、それぞれの特性に合った教育が行える別学のほうが、世界的に見ても高い学業成績を挙げています」と話します。また、別学なら異性の目を気にせず、本来の自分を伸ばせるうえ、共学校なら男子に任せてしまうようなさまざまな経験を積むことも可能です。中川先生は「本校ではこうした“別学の良さ”を生かした全人教育を行い、生徒の感性、和の心、知性を磨いています」と続けます。

 そんな同校は、聖徳太子が建立した四天王寺が母体であり、校舎もその境内の一画にあります。生徒は正門前で合掌・一礼するのが習わしで、朝拝では般若心経などにも触れています。

 OGが生徒の支援に熱心なのも特徴です。放課後や長期休暇中は、大学生OGが大活躍。学習サポーターとして「女子の苦手」をつぶす手助けができるのは、自分が経験しているからこそ。生徒も大学生である先輩にあこがれ、進んで自習室を利用するなどして、学力向上に励んでいます。

 また、英語教育にも力を入れ、今春の高1からはeラーニングを導入。パソコンやスマートフォンを使用し、個々の能力に応じた課題に取り組みます。ほかにも英語の暗唱大会や、希望制の校内語学研修、オーストラリア研修などを実施。さまざまな経験を通して、4技能を伸ばしています。

4コース制で実力を高め それぞれの未来を切り開く

 今春は66名が東大・京大・国公立大学医学部に合格しました。特に「医学部に強い女子校」として知られており、実際、女子校のなかでは、全国一の合格者数を誇ります。

 コースは中学から「英数Ⅰ」「英数Ⅱ」「医志」「文化・スポーツ」の四つ。このうち「文化・スポーツ」は別カリキュラム編成で、残りの3コースはコース変更が可能です。それぞれキャリア教育を重視し、病院や大学の見学を行うほか、学術系のオリンピックにも挑戦しています。

 一方、中学入試については、2018年度は問題の内容を少し変更するとのこと。今春は平均点が少し下がったため、来春は平均点を従来の「正答率6割(社会は7割)」の水準に戻すそうで、3科・4科選択制の導入も決定しています。

 中川先生は「生徒たちは明るく積極的で、自分の進路やキャリアに対してぶれない強さを持っています。ぜひ校風を確かめに来てください」と笑顔を見せました。

イメージ写真

http://www.shitennoji.ed.jp/stnnj/ 別ウィンドウが開きます。

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