受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

跡見学園中学校

2017年9月27日(水)

芸術で豊かな情操を育み、進学指導にも注力する伝統校

 1875年創立の跡見学園中学校は、画家や書家としても活躍した明治期の教育者・跡見花蹊によって設立されました。東京で最も古い私立女子校の一つとして知られ、学校生活では「ごきげんよう」があいさつことばとして使われています。学問や芸術を通して豊かな知性と情操を育む伝統の人間教育に加えて、開校140年を節目とする教育改革が始動。進学指導を強化して「Pクラス」「Iクラス」の2コース制を導入し、早期から実践的な学力を養成しています。2016年春からは、制服デザインも新たなものへと生まれ変わりました。

 この日の説明会の冒頭で校長の杉本昌裕先生は、同校が歩んできた歴史と伝統に触れ、「140年以上続く女子教育の伝統に根差しつつ、3年前から学校改革に着手し、多彩な新しい取り組みを推し進めています」とあいさつ。21世紀型スキルと呼ばれる能力の育成に注力しつつ、生徒が学び合い、みずから考える新たな教育環境を整備していることを説明しました。日本画家でもある杉本先生は、同校の生徒をイメージして描いたイラストを紹介しながら、「本校の生徒たちは元気で明るく、豊かなコミュニケーション力をもって物事を成し遂げる力を備えています。中高6年間の学校生活で大きく学力を伸ばす生徒は、チャレンジ精神の旺盛なタイプです。本校には、生徒の夢を切り開く女子教育の伝統があります。安心してお嬢様をお任せください」と結びました。

 続いて、副校長の和田俊彦先生は、「自律と自立」をキーワードに実際の教育内容を紹介しました。和田先生が多くの時間を割いたのが、このほど新設された「Iクラス(難関進学クラス)」「Pクラス(総合進学クラス)」の概要やカリキュラムの特徴などについてです。

 「Iクラス」は定員70名で、国公立大学および難関大学をめざすコース。中学では英語と数学が各1時間多く設けられ、発展的な学習に取り組んで思考力を養っています。一方、「Pクラス」はGMARCH以上の大学合格をめざし、バランスのとれた人間性と個性を育むコースです。和田先生が「従来の跡見学園の教育を受け継いだ」と説明するこのコースでは、得意分野を伸ばして学力の総合的な底上げをめざし、自己実現へとつながる豊かな社会性を養っていきます。いずれのコースも全教科で反復学習を重視して基礎力を充実させるという点が大きな特徴で、数学では『体系数学』、英語では『New Treasure』を採用して6年間で効率的な学習に取り組んでおり、入学後の成績によりコース移行も可能です。「両コースとも学習の進度は同じですが、“深度”が異なります。本校には、生徒を自立へと導く指導をモットーに、一人ひとりをしっかりと見守る教育体制が受け継がれています。学業面に限らず、学校行事や課外活動、多彩な放課後プログラムを通じて、生徒の潜在的な力を引き出し、希望進路を実現する力を育てていきます」と和田先生は熱く語ります。

 多様なタイプの生徒の受け入れをめざし、2018年度入試については大幅な変更が行われます。新たに2月4日午前に実施される「思考力入試」は、漢字力・計算力(計50点)および思考力(150点)という試験科目・配点で、正解が一つではない問いに対応する力が問われます。同じく2月4日午前の「英語コミュニケーションスキル入試」では、漢字力・計算力(計50点)に加えて、英検®5~4級レベルの英語4技能(筆記50点・面接100点)が試されます。「Iクラス」の一般入試日程は、2月1日午後(2科)、2月2日午後(2科)、5日午前(2科4科選択)に変更され、全日程で特待生選抜があります。「Pクラス」の入試は、2月1日午前(2科4科選択)、2月2日午前(2科4科選択)に実施されます。補足として、「11月19日の入試体験会でサンプル問題を多数提示する」ことも伝えられました。

※英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
説明会後の校内見学では、蔵書7万5000冊の図書館、音響と防音設備の整った「音楽室」「跡見流」の伝統書体が教授される「書道室」など、充実したキャンパスを見て回りました

http://www.atomi.ac.jp/jh/ 別ウィンドウが開きます。

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