受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東京純心女子中学校

2017年9月28日(木)

「ありのまま」を尊重し、学力と個性を大切に育むカトリック校

 「叡智」「真心」「貢献」を教育目標に掲げる東京純心女子中学校は、国際性豊かな女性の育成をめざすカトリック校です。1964年の開校以来、創立者であるシスター・江角ヤスの思いを受け継ぎ、きめの細かい指導で生徒の「知」と「こころ」に働き掛けながら、一人ひとりの可能性を最大限に伸ばしてきました。校長の松下みどり先生は同校の建学の精神について、「創立者のシスター江角は、生徒一人ひとりを賢く、優しく、神にも人にも愛される存在に育てようとしました。また、人の役に立てるような実践的な学びをめざし、開校当初から英語教育に力を入れてきました」と説明します。教員が生徒一人ひとりの「ありのまま」を大切にする教育は今も受け継がれ、生徒たちは教員に気軽に相談に来るそう。小規模校なので中高生一体となって部活動や行事に取り組み、学校全体がアットホームな雰囲気です。

 続いて登場したのは、コーラス部の生徒たちです。美しい歌声を披露したあと、サピックス出身の中3の生徒が、「たくさん宿題が出て、受験生時代と変わらずしっかり勉強できます。実験が多いので、理科が好きな人にもお薦めの学校です」と学校生活の様子を紹介してくれました。音楽系の部活動についてはコーラス部のほか、弦楽部、筝曲部、吹奏楽部、軽音楽部があります。もちろん体育系やそれ以外の部活動も盛んで、弓道部(弓道場あり)や、ボランティア活動を行う部(つくし部)もあり、さまざまな興味・関心を育む機会があります。

 一方、課題解決力やコミュニケーション力など、これからの社会で必要とされる力を養成する21世紀型の教育にも重点を置いています。たとえば、昨年度から、中1の学年研修で群馬県前橋市の「国立赤城青少年交流の家」を2泊3日で訪れ、周囲と協力しながら課題を解決していくプロジェクトアドベンチャーに挑戦。そして、今年度から中2は、民泊・農作業体験にもチャレンジしています。

 主要教科については、学力差がつきやすい英語と数学は、少人数制の習熟度別授業で進められています。英語の授業は週7時間で、発音練習や洋書の多読、英作文など、さまざまなアプローチで「話す・読む・聞く・書く」の4技能を鍛えています。

 また、学力の向上のため、これまでも指名補習や長期休暇中の講習が行われてきましたが、今年度からは中2~高1を対象とした希望制の放課後個別指導がスタート。加えて、高校では2018年度入学者から、難関大学をめざす「叡智探究特進プログラム」のほか、多様な進路・受験形態に対応する「叡智探究セレクトデザイン」というコース別カリキュラムが導入されます。

 最後に、2018年度入試について説明がありました。入試は全部で七つあり、このうち、教科の基本的な知識が問われる従来型の入試で選抜するのが、1次午前(2月1日午前、2科4科選択)、1次午後特待選抜(1日午後、2科)、2次午前(2日午前、2科4科選択)、2次午後特待選抜(2日午後、2科)の四つです。一方、公立中高一貫校型の適性検査で選抜するのが1次適性検査型(1日午前)と2次適性検査型(2日午前)です。このほか、4日午前には、筆記試験と「自己アピール作文」「対話(面接)」によって「聴く力」「書く力」「発信する力」など、コミュニケーション能力を見る「タラント発見・発掘」入試が行われます。

イメージ写真
図書館が充実しているのも大きな特長。中学図書館には約3万1000冊、高校図書館には約8万冊の蔵書がそろい、探究型学習での情報収集に役立っています

http://www.t-junshin.ac.jp/jhs/ 別ウィンドウが開きます。

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