受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

かえつ有明中学校

2017年10月3日(火)

価値観の異なる他者と協働する力を養い、国際社会で活躍する人材を育成

 かえつ有明中学校・高等学校は、2006年にそれまでの嘉悦女子中学校・高等学校から改称し共学に移行。同時に千代田区富士見町から江東区東雲の有明キャンパスに移転しました。国際教養を身につけたグローバル人材の育成をめざし、アクティブ・ラーニングの先にある教育「ディープ・ラーニング」の実践や、独自の授業である「サイエンス科」の学びを通じて、みずから考え、行動する力を養成しています。また、中学3年間について「別学教育」を導入。男女別のクラス編成(1クラス30人程度)で授業が行われることも、同校の特徴の一つです。

 説明会の冒頭で、「生徒が主体的に学ぶアクティブ・ラーニングを導入し、今年で12年目を迎えました」と語った校長の小畑秀文先生は、その教育効果について、データを交えながら紹介。そのうえで、「生徒が互いに学び、教え合うというアクティブ・ラーニングは、高い教育効果が実証されていますが、本校では、そこから一歩踏み出して、従来型の授業法の長所と組み合わせたモデルコアカリキュラムを作成して、日々、見直しを続けています。本校はアクティブ・ラーニングの先にある教育『ディープ・ラーニング』をめざしているのです」と強調しました。

 そして、教育の柱に「ディープ・ラーニング」に加え、「グローバル」と「ダイバーシティー」を掲げていることも紹介した小畑先生は、「4人に1人が帰国生という、多様性に富んだ環境も自慢です。本校での6年間を通じて、価値観の異なる他者と協働する力を養い、国際社会で活躍する人材に育ってほしいと願います」と結びました。

 続いて、英語教育の説明は、英語科教諭で帰国生指導主任の田中理紗先生が担当しました。その教育方針は大きく分けて、「コミュニケーションによって、英語の4技能を磨く」「異文化を受け入れる幅広い視野と、柔軟性を養う」の二つ。英会話の実践のために、英語の授業では2人1組で行うペアワーク活動を数多く取り入れて英語力を鍛えています。その授業は動画でも紹介され、発音や文法の間違いを恐れることなく、英語で会話を楽しむ生徒の様子を確認することができました。このほか、英語で授業内容のメモを取る「ノート・テイキング」についても指導するなど、グローバル社会で通用する実践力を培っています。

 一方、欧米で発達した「クリティカル・シンキング」の手法を軸に展開しているのが、独自の思考力育成型授業「サイエンス科」です。この授業では、中1は情報収集、中2は情報分析、中3は発表について重点的に学び、物事を問題解決へと導く論理的なプロセスを習得します。ここで扱われるのは、教科横断的なテーマで、16名の教員が指導。生徒の知的好奇心をあらゆる角度から刺激して、正解が一つではない問いに対峙する力を培い、2020年度以降の大学入学共通テストに対応する思考力、表現力、判断力を育んでいます。

 また、基礎学力の養成や学習サポートについては、きめ細かい指導を徹底。難関大学に通う卒業生がチューターとして常駐する学習支援センター、長期休暇中の講習、高1の3学期から始まる受験対策講座など、意欲的な生徒に応える環境が整っています。

イメージ写真
緑豊かなキャンパスには、人工芝のグランウド、1200名収容可能な体育館、蔵書4万冊の図書館、遊歩道つきのテラスなど、充実の設備が並びます

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