受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

洗足学園中学校

2017年10月4日(水)

教育改革を推進し、真の学力を養成して大学合格実績が向上

 難関大学への堅調な合格実績で注目される洗足学園中学高等学校は、音楽を通じて豊かな情操も育んでいます。説明会の冒頭では、卒業生による弦楽四重奏のミニコンサートが開かれ、美しく調和した音色に満場の参加者から盛大な拍手が送られました。

 1924年に開学した洗足学園は、川崎市溝の口のキャンパスに幼稚園から大学院までが並ぶ総合学園です。学校の歩んだ歴史について校長の宮阪元子先生は、「社会に有用な女性の育成をめざした創設者・前田若尾は、敬虔なクリスチャンでした。本校はミッションスクールではありませんが、校名は新約聖書・ヨハネによる福音書第13章の一節に由来し、謙虚で慈愛に満ちた女性を育てています」と語り、教育の根底にキリスト教の奉仕の精神が息づいていることを説明しました。

 続いて、「自立」「挑戦」「奉仕」をキーワードに、東日本大震災被災地でのチャリティーコンサート、模擬国連、哲学オリンピックなど、多様な活動に取り組む生徒の様子を紹介した宮阪先生。そのうえで、「学問の基礎を築き、心豊かな成長を遂げること。これからも、この二つを大切にして、女性の自立に向けた教育に取り組んでいきます」と結びました。

 次に、教頭の田中友樹先生が具体的な教育内容を説明しました。同校では3年前から「教育イノベーション」を推進し、「65分授業」「学外活動」「自治活動」の三つを連動させて、その相乗効果によって、主体的に学ぶ生徒を育てています。1コマ65分の授業で、みずからの考えを構築する幅広い視野を育てる一方、授業は月~金曜日の週5日制を敷いており、土曜日は教養講座、学外活動、第二外国語講座のほか、誰もが気軽にオーケストラに参加できる「洗足学園フィルハーモニー管弦楽団」(Sオケ)の活動に充てられています。

 「十数年にわたって続けてきた改革が実を結び、国公立大学をはじめとする難関大学への合格実績が向上し、卒業生は多様な道に進んでいます」と強調する田中先生は、2020年度以降の大学入学共通テストや海外大学進学に向けた、補習や講習も行っているとのこと。このほか、卒業生や外部の専門家を招いたキャリア講演会も開いて、一人ひとりが思い描いた進路の実現を後押ししています。

 一方、体育祭や文化祭といった学校行事も生徒は主体的に取り組み、仲間との絆を深めているそうです。そして、中学3年間の音楽の時間では、オーケストラ合奏を目標に、バイオリン、フルート、クラリネット、トランペットのいずれかを選択してグループレッスンに取り組み、豊かな感性を養っています。

 2018年度入試については、前年度から大きな変更はありません。また、「国語は記述問題の一部で、字数制限を廃止した」「算数は答えが不正解でも、途中式に部分点が与えられる」「社会は2行程度の記述問題を数問出題する」「理科は4分野を均等に配点し、1行程度の記述問題を出題する」といったアドバイスが伝えられました。

イメージ写真
洗練されたデザインの校舎。天窓から明るい光が差し込み、校内には木のぬくもりも感じられます。908席の大講堂、防音設備の整った音楽室、人工芝の校庭など最新鋭の教育設備が整っています

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