受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

公文国際学園中等部

2017年10月5日(木)

「自由」と「自律」を尊重し、一人ひとりの自主性を育む

 緑豊かな敷地内に男女の寮を持ち、国内はもとより海外からの帰国生も集める公文国際学園は、公文式教育の創始者である公文公(とおる)によって1993年に創立された共学校です。制服や校則がない代わりに、「生徒憲章」を設けているのが特徴で、一人ひとりの「自由」と「自律」の精神を大切にして、自主性を育んでいます。

 あいさつに立った校長の梶原晃先生は、「本校の生徒憲章は自他の『権利と責任』を尊重するものです」と説明しました。続けて、「生徒たちはお互いを認め合い、自分の行動に責任を持ちながら、Communication(交流)・Commitment(かかわり)・Creation(創造)・Care(思いやり)という四つのCを常に意識して、みずから立てた高い目標に向かって努力しています」と語りました。

 続いて、具体的な教育内容の紹介です。同校では、中高6年間を「基礎期(イエロー)」「充実期(グリーン)」「発展期(ブルー)」の三つの“ゾーン”に分け、ゾーンごとに独立した各校舎に職員室と責任者を配置し、生徒の発達段階に合わせた指導を行っています。

 基礎学力の養成については、英語と数学は中1から習熟度別授業を行うほか、国語は高1からグレード別授業を行うなど、一人ひとりの学力に応じた指導を徹底しています。また、自学自習の姿勢を確立するため、毎朝20分の朝学習と週1回の「公文式放課後教室」に公文式学習法を導入。この放課後教室では、中2までは数学・英語・国語のうち1教科が必修とされています。加えて、中3以降は英語教材の進度に応じてフランス語やドイツ語を学ぶこともできます。

 表現力や思考力を磨く体験学習を数多く行っているのも特色です。たとえば、生徒たちが訪問してみたい土地をプレゼンテーションして決める「日本文化体験」(中3)や、自分の興味・関心のあるテーマを選んで研究し、その成果を発表する「プロジェクトスタディーズ」(高1)といった機会があります。

 また、文部科学省よりスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定を受けている同校は、国際理解教育も充実しています。なかでも特徴的なのが、「LEE(Liberal Arts Education in English)」と、模擬国連に関する取り組みです。まず、高2対象のLEEは、現地の大学生と英語でディスカッションやフィールドワークを行う国内外の研修旅行のことで、行き先はシンガポール、ニュージーランド、別府(大分)の三つから選ぶことができます。一方、模擬国連に関しては、他校の生徒を招いて、英語で議事が進行する校内模擬国連を実施。毎年100名を超える在校生が参加しています。加えて、シンガポール、オランダ、アメリカなどで行われる海外の模擬国連にも年2~3回程度参加し、毎回10名程度の生徒を派遣しているとのこと。こうしたプログラムに参加した生徒たちは、国際感覚や語学力に磨きをかけています。

 このほか、緑豊かな敷地内にある男女の寮を活用した「寮体験プログラム」も展開。自宅から通学する中1の希望者全員が前期または後期の4か月間にわたり、正規の寮生と共に寮生活を送ります。親元を離れて共同生活を経験した生徒たちは自立心や協調性が育まれ、精神的に大きく成長し、自学自習の習慣も身につくそうです。

イメージ写真
今春の卒業生の進路については、約17%が国公立大学に進学。また、約50%が早慶上理や私立大学医学部に進学しました

http://www.kumon.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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