受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

獨協中学校

2017年9月29日(金)

確かな知性と正しい心構えを備えた「社会の優等生」を育成

 1883年設立の獨逸学協会学校を前身とする獨協中学校・高等学校は、国公立大学や医学部への合格実績で定評のある完全中高一貫の男子校です。1952年に第13代校長として就任した天野貞祐は、「学問を通じての人間形成」を教育理念に掲げ、「獨協生が社会に出ればみんな社会の優等生になれる」というメッセージは、現在においても同校の教育のなかに息づいています。

 校長の渡邉和雄先生は、近代日本が大きく成長を始めた時代から受け継がれる高い理想と教育理念に触れながら、社会性と非認知能力を養う6年間の教育体制について説明しました。なかでも重視しているのが、「真面目さ」「協調性」「精神的な安定性」「開放性」「外向性」という五つの生活スキルと、「やり抜く力」を養成することで、「社会の優等生」になれるように指導することです。「生徒は未来からの預かりものだと考えています。生徒自身の未来はもちろん、未来の社会から預かっているという思いで、生徒をじっくりと育てていくのが本校の教育です」と語りました。

 続いて、教頭・入試室長の坂東広明先生が教育内容を説明しました。確かな知性と正しい心構えを備えた「社会の優等生」を育成するため、6年間を2年ずつの3ブロックに分け、成長段階に合わせた指導を行っています。たとえば、中1・2では基礎学力の形成と自学自習の習慣付けに力を入れ、ノートチェックや小テストを実施。生徒の家庭学習は2時間が基本とされ、それを確実に実行するための時間管理術や課題への取り組み方などの基礎的な事柄も「ていねいに指導していく」とのことです。そして中3からは選抜クラスを設置し、高3では大学受験対応のコース制を導入しています。

 一方、国際理解教育にも力を入れています。福島県でのブリティッシュヒルズ研修(中3)、シアトルホームステイ(高1)、ハワイ修学旅行(高2)のほか、イエローストーン・サイエンスツアー(高1・2)を用意しています。このツアーでは、世界最初の国立公園で世界自然遺産でもあるアメリカのイエローストーンの豊かな自然に触れるだけでなく、恐竜の化石を研究するロッキー博物館の研究所も見学します。こうしたプログラムに参加して、興味・関心の幅を広げた生徒たちは、それまで以上に将来を強く意識するようになるとのことです。

 こうした教育活動の成果は大学合格実績にも表れています。特に医歯薬系学部の志望者が多く、今春は医学部に40名、薬学部に22名、歯学部に20名が合格。このほか、早慶上理に65名、GMARCHに102名が合格しています(いずれも既卒生含む)。

 最後に、2018年度入試の出題方針についても説明がありました。「全教科で思考過程を重視するという傾向は従来と変わりません。国語では、漢字はトメ・ハネよりも、部首のバランスや画数を注視。新たに同音異義語に関する問題が出題されます。算数の途中式などには部分点を与えていますので、書き残す癖をつけておいてください。社会や理科の記述問題は落ち着いて考え、自分のことばで解答を書いてください」とのアドバイスもありました。

イメージ写真
ビオトープでホタルを育てたり、校舎の屋上で野菜を栽培したりして、環境保護への意識を育てているのも特徴です

http://www.dokkyo.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ