受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東京農業大学第一高等学校中等部

2017年10月13日(金)

「知耕実学」の理念の下、「学びのおもしろさ」を伝える

 東京農業大学第一高等学校中等部では、隣接する東京農業大学の研究施設を利用した高度な実験やフィールドワークなど、独自のカリキュラムを展開。生きた知識を習得しながら「学びのおもしろさ」を伝える教育を重視して、高い基礎学力と思考力を養成しています。

 説明会のあいさつに立った校長の田中越郎先生は、「知耕実学」という教育理念を紹介し、「自分の目で見て、自分の頭で考えて、自分のことばで伝えることが大切です。基礎学力の養成も重要ですが、コミュニケーション力や、周囲と協働して目標を達成する力を伸ばすための『実学教育』が、本校の柱です」と語りました。このほか、生徒たちに行った学校生活に関するアンケート調査に触れて、9割以上が「学校が大好き」と回答している結果から、毎日の充実ぶりを伝えました。

 続いて、入試広報部の森山先生が教育内容について説明しました。「知耕実学」の理念の下、6年間を通して育てていく力は「ハイレベルな学力」と「問題解決力」です。みずから見つけた課題をみずから解決し、最後までやり遂げる力を伸ばしていきます。

 中学の授業については、英語では少人数制の授業を展開し、中2からネイティブ教員による英会話の授業を実施します。数学では、中2から習熟度別にクラスを分け、中3からは高校の内容も学びます。また、理科では実験はもちろん、実験後の検証をしっかり行うなど試行錯誤を繰り返すことで、自分で答えを導き出す力を鍛えています。そして社会では、論理的思考力を磨くために、授業内容を自分でまとめる「まとめノート」の作成し、教員が内容と併せて文法もチェックすることで記述力を高めていきます。このほか、朝の小テスト(英・数・国)、単元ごとの確認テスト、集中力アップを目的とした朝読書などを行い、基礎学力の定着と自学自習の習慣化を徹底的に図っています。

 一方、高校では、中高一貫生と高校から入学してくる生徒は、別クラスとなります。文系・理系に分かれるのは高3からです。森山先生は「国公立大をめざせるカリキュラムとなっているため、生徒全員がセンター試験で高得点を狙うことができます」と強調。2017年度の既卒生を含めた大学合格実績は、東大の4名合格をはじめ、国公立大学に64名、早慶上理に155名という結果を残しました。

 また、東京農業大学の併設校という環境を生かした総合学習については、まず、中1ではイネの栽培方法を学んだ後で、神奈川県厚木市にある大学の田んぼで稲作を体験します。そして、中2では大学の実験室でお米を科学的に検証する実習を行い、中3では大学の施設を使って「味噌造り」に挑戦。単に作り方を学ぶのではなく、こうした体験から得られる科学的な知識も体系的に学んでいきます。

 2018年度入試の変更も伝えられました。出願はWebのみでの受け付けとなります。また、科目ごとの出題形式に関しては、12月10日に行われる入試対策説明会で詳しく紹介するとのことです。

イメージ写真
応用生物科学部や生命科学部などがある東京農業大学世田谷キャンパスは、同校から道路をはさんですぐの場所にあります

http://www.nodai-1-h.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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