受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

日本大学藤沢中学校

2017年10月10日(火)

三つの校訓と三つの指針に基づいた教育で、生徒の自己実現をサポート

 日本大学藤沢高校の併設中学として2009年に開校した日本大学藤沢中学校は、日本大学生物資源科学部に隣接しています。大学の施設を利用して農場実習、畜産・機械実習、食品加工実習などのフィールドワークを行っているのが大きな特徴です。恵まれた設備と環境のなかで、生徒たちは伸び伸びと過ごしています。

 校長の押尾良仁先生は、冒頭のあいさつで「本校は『健康・有為・品格』を校訓とし、心身ともにバランスの取れた豊かな人間性と国際的な素養の育成をめざしています」と述べました。そのために同校では「基礎学力の向上」「しつけ教育の徹底」「教科外活動の奨励」という三つの指針を掲げています。

 このうち「基礎学力の向上」については、国語・数学・英語の3教科は公立中学校の約1.7倍の時間数を確保し、基礎固めを徹底。そのうえで、英語と数学は習熟度別授業を展開するほか、ネイティブ教員と日本人教員のチームティーチングによる英会話授業を、クラスを2分割して行っています。加えて、放課後の補習や、夏・冬休みには特別授業を開催するなどして、理解の不十分な生徒をつくらない環境も整えています。押尾先生は「生徒との触れ合いを大切にしながら、生活・学習の両面における不安を取り除いて、将来の目標に向かって学習に集中できるようにサポートしています」と結びました。

 続いて、クラス編成や進学状況などについて、中学教頭の加藤隆樹先生が説明しました。まず、中学からの一貫生は高1に進級する際に、全員が特進選抜試験を受験します。そして、希望者の7~8割が、日本大学難関学部や国公立大学・難関私立大学をめざす「特進クラス」で学ぶことになります。特進クラスは3クラスあり、そのうち1クラスは一貫生のみで編成します。対象となるのは成績上位者30~40名です。そのほかの一貫生については高校からの入学生と混合クラスで学びます。

 そして、高2での文理選択の際には、特進クラスのなかに「文理特進クラス」を設けています。そこでは「文系・理系のどちらかに偏らず、国公立大学の合格を目標にした進学指導を行う」とのことです。併せて、特進クラスの生徒対象の実力テスト、夏季・冬季休暇中の特進講習、さらに特進・普通クラス共通の放課後講座も実施。一人ひとりの希望進路や学力到達度に応じたきめ細かい指導を行っています。

 一方、生徒に将来を強く意識させるため、国際理解教育やキャリア教育にも注力しています。国際理解教育については、オーストラリア語学研修(中3~高2)、カナダ修学旅行(高2)といった機会を用意しています。キャリア教育については、中2の時期を「自分の未来を考える1年間」と位置づけて、施設・企業などで働く「職業体験」に取り組ませています。生徒たちは職業について調べ、施設・企業へのアポイント取りや事前打ち合わせまで自力で行います。あこがれの仕事を実際に見学して体験することは、生徒たちにとって将来の進路を考える良いきっかけとなっているようです。

 日本大学への推薦については、高校3年間の学業成績と日本大学の付属高校に通う全生徒が受験する「基礎学力到達度テスト」の成績および面接、小論文などの総合判定によって決定されるとのことです。2017年3月の卒業生の日本大学への進学率は41.2%でした。

イメージ写真
小田急江ノ島線「六会日大前」駅から徒歩8分のキャンパスには、1200席の観客席と400mトラックを備えたグラウンド、野球グラウンド、4面分のテニスコートなど、スポーツ施設が充実しています

https://www.fujisawa.hs.nihon-u.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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