受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

トキワ松学園中学校

2017年10月16日(月)

世界を視野に協働して、問題を解決できる「探究女子」を育成

 創立100周年を迎えたトキワ松学園は、学園の創設者・三角錫子のことば「鋼鉄(はがね)に一輪のすみれの花を添えて」という建学の精神の下で、国際的な視野を持ち、クリエイティブに問題解決する力を備えた「探究女子」を育てています。

 説明会であいさつに立った校長の中山正秀先生は、「今年度より、みずから課題を決めて探究から発表までを行う『思考と表現』という新たな週1時間の授業を始めました。こうした取り組みによって、豊かな人間性を育みながら、一人ひとりの可能性を引き出していきます」と話しました。続けて、「国際社会で求められる確かな学力とコミュニケーション力の養成にも力を入れています。変化の激しいこれからの時代に対応できる女性を育むのが、本校の教育です」と語りました。

 次に、教頭の松本理子先生が登場し、「思考力教育」「国際力教育」「美の教育」という三つの柱を中心に、教育内容を説明しました。まず一つ目の「思考力教育」のなかで触れたのが、「みずから調べ、考える」ことを通じて、情報を読みこなす力と論理性を育む探究型の授業です。授業で活用する図書館の蔵書は現在およそ4万冊で、毎週30冊程度の本を追加しています。さらに、今年度から、確かな言語技術習得をめざす独自の授業「思考と表現」がスタートしました。この授業では、母語である日本語で思考力を鍛えた後で、自分の考えを英語で表現することにチャレンジしていきます。

 二つ目の「国際力教育」とは、コミュニケーション力の育成を指します。そのために同校では、電子黒板やタブレットを利用した授業や、グループワークなどを取り入れた授業を数多く展開。たとえば中3では、国内外の諸問題について英語で探究するアクティブ・ラーニングが行われています。また、イギリス、アメリカ、オーストラリアなどで行う語学研修プログラムが充実していることも特徴で、それらに参加した生徒たちは視野を広げ、国際感覚を身につけて帰ってきます。

 そして、系列校である横浜美術大学と連携しながら行っているのが、「美の教育」です。中学での美術の授業は週2時間と多めで、高1からは「美術デザインコース」が選択可能となります。松本先生は「美術は思考力の養成に、大きな役割を果たします。たとえば、スケッチをする際は、対象物をじっくり観察することが求められます。それが対象物の本質を読み解くことにつながり、その経験の積み重ねにより、思考力が磨かれていくのです」と話しました。

 また、2018年度入試について説明がありました。一般入試は全部で6回あり、このうち2科または4科の入試は、第1回(2月1日午前、2科4科選択)、第2回(1日午後、2科4科選択)、第3回(2日午後、2科)、第4回(3日午前、2科)の四つです。一方、公立中高一貫校型の適性検査で選抜するのが適性検査型(1日午前)です。このほか、2日午後には、国語または算数1科と英会話で判定する「英語コミュニケーション入試」が行われます。英会話については英検®4~5級レベルで、A~Cの3段階で判定し、3段階別に国語・算数の合格最低点を設定するそうです。

 併せて、特待生制度が変わることも伝えられました。特待選抜については従来どおり、適性検査型、第2回、第3回で行われます。これらの入試で特待合格となれば、授業料が1年間免除となりますが、これまで2年生以降については、入学後の成績に応じて次年度の授業料のうち、一部のみの免除(最大4分の1)でした。これが18年度からは、2年生以降も1年間の全額免除に変わるとのことです。

※英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
華道や茶道、礼法や浴衣の着付けなどを学ぶ機会もあり、美を追い求める心、アートを楽しむ感性や深い教養が自然に培われます

http://www.tokiwamatsu.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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