受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

横浜女学院中学校

2017年10月2日(月)

「国際教養クラス」を新設 週5日制から週6日制に移行

 「愛と誠」という校訓の下、「キリスト教教育」「学習指導」「共生教育」という三つの教育方針を掲げる横浜女学院中学校高等学校。伝統の全人教育を守りながら、時代のニーズに対応した教育を実践し、これからの国際社会で求められる人材を育成しています。

 説明会の冒頭では、まず中3生の保護者が登場し、「中学受験の先に見えたこと」をテーマにスピーチ。「志望校選びで困ったときに、決め手になったのは〝人〟でした。先生方の温かい対応や、卒業生や在校生たちが母校に愛着と誇りを持っている様子を見て、横浜女学院に決めました」と話しました。続けて、「『将来どこの大学に入るか』ということばかりに目を向けるのではなく、『6年間をどう過ごすか』に目を向けて、志望校を選んでほしいと願います」と参加者にメッセージを送りました。

 次に、校長補佐の矢部昌章先生から、2018年度より新たに設置する「国際教養クラス」についての説明がありました。このクラスでは、海外大学への進学を視野に入れ、「ESD(Education for Sustainable Development)」と「CLIL(Content and Language Integrated Learning)」を行い、思考力や英語の4技能を高めていきます。「ESD」とは、「持続可能な社会の発展のための教育」と訳され、環境問題をはじめとする現代社会の課題と身近な暮らしを結びつけ、新たな価値観や行動を生み出すことをめざす学習のこと。一方、「CLIL」は教科学習と英語教育を組み合わせた内容言語統合型学習のことで、さまざまな教科やテーマを英語で学びます。

 第二外国語が必修科目となっている点も「国際教養クラス」の特徴で、中国語・ドイツ語・スペイン語のなかから一つを学びます。加えて、アメリカやニュージーランドでの研修にも参加して、豊かな国際感覚を磨いていきます。

 また、クラスの新設に合わせて、これまでの「普通クラス」と「特進クラス」を「アカデミークラス」に変更。そのなかで「普通」と「特進」にクラス分けします。さらに、従来の週5日制から週6日制に移行し、授業時間数を増やします。加えて、「今後はICT機器も積極的に導入し、タブレットを利用した思考力・表現力を養成する授業も増やしていく」とのことです。

国際教養は得点率80%を目標に 50年後を見据えた志望校選びを

 2018年度の中学入試は、2月1日午前、1日午後、2日午前、2日午後、3日午後の計5回行われます。クラスの再編に合わせて、それぞれに「国際教養クラス」と「アカデミークラス」に分けて募集しますが、入試問題は共通です。出題傾向も前年度と大きな変更はありません。広報主任の佐々木準先生は、「合格者の得点率の目安は、アカデミー普通が60%、アカデミー特進が75%、国際教養が80%程度となります。『成績上位から何人』ではなく、このボーダーを超えるかどうかで合否を判定します。周りとの競争ではなく、自分自身との戦いだと思って最後までがんばってください」とアドバイスを送りました。

 最後に、校長の平間宏一先生が登場。「生徒の6年後をイメージするのではなく、50年後の人生を思い描いて教育することをめざしてしています。今回の改革は、まさにそれに即したものです」と語りました。そのうえで、「お子さん本人が、50年後もそこで学んだことを誇りに思えるような学校を受験し、合格することを祈っております」と結びました。

イメージ写真
スーパーグローバルハイスクール(SGH)のアソシエイト校に指定され、グローバル教育にも注力。2018年度より週6日制に移行し、月~金曜は7時限まで、土曜は3時限まで授業を行います

https://www.yjg.y-gakuin.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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